ジャストサイズのトヨタ「ヴォクシー」2代目は199.5万円~。ミニバントップの座を堅持【今日は何の日?6月27日】
●初代同様、若いファミリー層から人気を獲得した正常進化の2代目
ヴォクシーは、2007年初めてのモデルチェンジで2代目に移行。基本的には、先代のキープコンセプトで、“乗って、使って、走って、快適で個性際立つジャストサイズのミニバン”というコンセプトで、精悍なマスクや両側スライドドア、全体的なフォルムなどは継承された。 追加された最大のセールスポイントは、世界初のワンタッチで折り畳み跳ね上げ可能な“ワンタッチスペースアップシート”と、2列目シートが外側に回転する“チャイルドケアモード付ロングスライドマルチ回転シート”で、これらは初代以上に若いファミリー層から歓迎された。 パワートレインは、新型の2.0L DOHCエンジンおよびそのVVT(可変バルブ機構付)仕様の2種エンジンとCVTの組み合わせ、駆動方式は初代同様FFと4WDを用意。車両価格は199.5万~266.5万円(FF)、4WD仕様は約22万円高、ちなみに当時の大卒初任給は19.8万円程度(現在は約23万円)だった。 2代目も好調な販売を記録し、ヴォクシーとノアを合わせると、ミニバンとしてダントツのトップの座に君臨した。 ・・・・・・・・ 2021年の4代目ヴォクシー/ノアは、ミドルクラスミニバンへの要望が高まったためか、すべて3ナンバーとなった。それでも、人気は不動で2023年の販売実績ではヴォクシーとノアを合わせれば、トップの「ヤリス」に匹敵する人気だ。 毎日が何かの記念日。今日がなにかの記念日になるかもしれない。
竹村 純