国が本腰を入れる「浮体式洋上風力発電」で期待の11銘柄
コスト面での課題はあるものの、日本は"浮体式"洋上風力発電に本格的に参入する(写真:Sagittaria117/PIXTA)
日本とデンマーク両政府は10月24日、「浮体式」洋上風力発電で技術協力することで合意した。 風力発電の世界トップ級企業を持つデンマークと浮体式で高い技術を擁する日本が、浮体式洋上風力発電の普及へ向けて主導権を握っていくという思惑で一致した。 日本におけるカーボンニュートラルへ向けた再生可能エネルギーへのシフトで、以前から切り札と期待されてきた洋上風力発電。しかし、現在国内における陸上を含む風力発電のシェアは1%に満たない。 一方、政府の計画では、洋上風力の導入目標は2030年までに1000万キロワット、2040年までに3000万~4500万キロワットとなっている。 この大きな差を埋めるキーワードが「浮体式」である。そして、国内ではこれをめぐる動きが活発化している。
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野津 滋