ポル・エスパルガロ、3度目のワイルドカード参戦へ。KTMからMotoGP第13戦サンマリノGPに出場
ロードレース世界選手権のMotoGPクラスに参戦しているレッドブルKTMファクトリー・レーシングは、KTMのテストライダーを務めているポル・エスパルガロを、第13戦サンマリノGPにワイルドカード参戦させることを発表した。 【写真】自身2度目のワイルドカード参戦したポル・エスパルガロ(レッドブルKTMファクトリー・レーシング)/2024MotoGP第11戦オーストリアGP エスパルガロは、33歳のスペイン・カタルーニャ州出身のライダーだ。2014年からモンスター・ヤマハ・テック3よりMotoGPクラスに昇格し、フル参戦を開始。さらに2015年と2016年は鈴鹿8時間耐久ロードレースにヤマハ・ファクトリー・レーシング・チームから参戦し、優勝に貢献する走りも見せた。 そして、2017年から2020年までレッドブルKTMファクトリー・レーシング、2021年から2022年まではレプソル・ホンダ・チームに在籍。2023年は古巣のGASGASファクトリー・レーシング・テック3に移籍し、このシーズンをもって現役を引退することを決意した。 2023年は開幕戦ポルトガルGPでのクラッシュによる負傷で欠場が相次いだが、第9戦イギリスGPで復帰。そして最後の引退レースとなった最終戦バレンシアGPでは転倒を喫したものの、14位で完走を果たした。 引退後の2024年からはKTMのテストライダーを務めており、KTM RC16の開発を担っている。第7戦イタリアGPでは自身初めてとなる初のワイルドカード参戦も経験。2度目の参戦となった第11戦オーストリアGPではスプリントで9位、決勝レースで11位とダブルでポイントを獲得する走りを披露した。 そんなエスパルガロは、第13戦サンマリノGPにて自身と今季における3度目のワイルドカード参戦をすることが決まった。引き続きKTM RC16の開発に取り組みつつ、実践での戦闘力を確認しながらプログラムを遂行することになる。 そんな第13戦サンマリノGPは、9月6~8日にミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリにて開催される。 ■ポル・エスパルガロ 「ムジェロでは、僕たちがMotoGPのスピードに戻ることができたことを意味していると思うし、レッドブル・リンクでは多くのテスト周回を重ねたことで、より競争力を感じることができた。ミサノもまた、馴染みのあるサーキットだから、オーストリアでの成果を経て再びグリッドに戻ることが出来て嬉しいよ」 「僕たちはレースコンディションにおいていくつかのデータを再確認する必要がある。また、(ミサノ)での2戦でブラッド(・ビンダー)とジャック(・ミラー)のふたりをサポート出来るように、できる限りのセッティングを施して臨む必要があると思っているよ」 [オートスポーツweb 2024年09月04日]