輪島市ではがれき受け入れ中止に…能登も大雪予報 復興に影響
能登半島でも10日にかけて、被災後、一番の大雪となる予報が出ていて、いまも続く復旧作業に影響が出始めています。 【画像】輪島市ではがれき受け入れ中止に…能登も大雪予報 復興に影響 下村彩里アナウンサー 「午後3時すぎの輪島市内です。雪が一層強まって、横殴りになってきました。こちら解体作業中の現場ですが、さきほどまで重機が動いていましたが、早めに作業を切り上げたようです」 雪で、運搬車が事故を起す恐れが出たため、がれきの受け入れが中止されました。 作業員 「捨て場が止まっていると、ゴミが出せないので、とりあえず捨て場が開くまでは(作業が)できないので」
大雪になると困る人は、ほかにもいます。 地元で40年以上親しまれてきた石川県珠洲市の弁当店。 9日の配達は、69食。午前9時から、2時間程度で届けます。配達地域へは、峠道を越えなければいけません。 さきちゃん弁当配達員・巧辰也さん(72) 「(Q.運転で心配な部分は)凍結している箇所、わからないところがあるので。行くところは峠の道路が急峻なところばかり。なんとか通行できる状態にしてあるという道路ばかり」 進むにつれ、雪深くなってきました。坂の角度も増していきます。 さきちゃん弁当配達員・巧辰也さん(72) 「(Q.すごい傾斜ですね)まだこの辺は序の口。四駆でないと進めない。豪雨災害も重なっているので、その崖が崩れたりして、土砂が道路にかぶさって」 1件目の配達先は、河川の復旧にあたる業者の事務所。2件目は、解体業者です。 解体業者 「この辺では、買い物するところがないので、すべての現場で届けてもらって、大変、助かっています」 注文の多くは、震災の復旧に当たる業者だといいます。最後は、山の上で作業する岐阜県の解体業者です。終わったタイミングで、雪が降り始めました。10日も、同じように配達する予定です。 さきちゃん弁当配達員・巧辰也さん(72) 「本当に遠いところから、大変な作業を皆さんやっていただいてるんで、少しでも応援ができればいいなと」 岐阜県の解体業者 「いつもこのお弁当で、日替わりなので、楽しみにして待ってます」
テレビ朝日