3年間の集大成はアイデアあふれる力作ぞろい 工芸やデザインを学ぶ生徒たちが卒業制作を披露
ABS秋田放送
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工芸やデザインを学ぶ生徒たちが、3年間の集大成となる卒業制作を披露しました。 約半年をかけて制作した、アイデアあふれる力作ばかり。 生徒たちは、特徴や制作の過程について発表し、作品づくりを振り返りました。 繊細な銀線細工で蝶の羽を表現したオブジェに、雄物川のゴミ拾いをロールプレイングゲーム風に表現したポスター。 秋田市の秋田公立美術大学附属高等学院の3年生が手掛けた卒業制作です。 工芸やデザインといった4つのコースに分かれ、学んできた3年間。 28日は、全校生徒や保護者の前で、作品の特徴や制作の過程を発表しました。 自身の制作活動を振り返るとともに、発表を通して、表現力を高めるのがねらいです。 木材工芸コースの生徒は、椅子を制作しました。 水谷友梨愛さんは、通学路の景色から着想を得たといいます。 3年 水谷友梨愛さん 「通学路の遊歩道にサクラの木が並んでおり、季節による色の移り変わりを楽しみながら通学していました。その時の情景と、高校3年の思い出をこめた作品を作りたいと思ったため、このテーマに設定しました。春は黄緑、夏は緑、秋は黄色・オレンジ色・えんじ色、冬は茶色の計6色で季節を表現しました。葉脈の上に置いた水滴のオブジェをぜひみてほしいです」 3年生の卒業制作や、1・2年生が授業で作った作品は、来年2月5日から、秋田市の県立美術館に展示される予定です。