《ブラジル》静岡県 小学生助けようとしたブラジル人が溺死=居合わせた男性が男児を救助
静岡県浜松市の浜名湖畔にある弁天島海浜公園で6月8日午後、ブラジル人男性が日本人小学生を助けようとして溺死する事故が起きた。共同通信は《静岡県警浜松西署によると、居合わせた男性が、ブラジル国籍で同県御前崎市、無職ハマヤ・レジナルドさん(41)を救助したが、搬送先の病院で死亡が確認された。溺れていた浜松市の小学4年の男児(9)を助けようとしたという。居合わせた男性が男児も助けて無事だった》と報じた。 ハヤマさんは岸から約10メートル先で溺れていた男児を見つけ、救助しようとしたが、流れが急なために諦めて引き返している途中でおぼれたようだ。その間、別の50代日本人男性が男児を助けるために飛び込み、無事に助けることができた。だが、ブラジル人男性を助けるのは間に合わなかった。 6月18日放送の静岡第一テレビニュース《【水難事故に直面】「何もできなかった…」子ども救助もブラジル人男性は死亡 男性の葛藤と願い》(https://www.youtube.com/watch?v=VIoLIEjWMFc)によれば、男児を救助した男性は、「本当は2人とも助けたかった」と無念のコメントをした。事故の様子をおさめていた浜名湖情報カメラによれば、わずか3分半ほどの間に起きたことだった。 同男性が救おうとした目の前でブラジル人男性は意識を失ったという。同男性は「もっと早く気が付いて泳ぐ方向を指示していれば、こんなことにならないでも済んだ」「なかなか眠れない日もあって…苦しい」との辛い胸中を語っている。夏の遊泳シーズンを前に、海遊びの危険さを改めて周知するニュースとなった。