【小倉競輪(ナイター)GⅠ競輪祭】やっと番手が回ってきた菅田壱道 3年ぶりのGⅠ決勝へ
<22日・小倉競輪・4日目> 【記者コラム・野口雅洋の「1000円勝負」】 菅田壱道が3年ぶりのGⅠ決勝を目指す。2予Aの11R、成田和也を引き連れての戦い。突っ張り先行の佐々木悠葵ラインの後位で脚をためると、「いい位置が取れた。4着権利なので大事にいった」と慌てず騒がず。3半から捲り追い込んだ。最後は脇本雄太の捲りに屈したが、2着で勝ち上がった。 北日本の自力型として戦い続けてきた菅田も、デビューから18年、38歳になった。最近は、「自力でやりたいわけじゃないけど、下が出てこないんですよ」とこぼすことも多くなった。今回も3走全てをラインの先頭で戦った。 勝ち上がり後の番組が出る前に、取材陣には「(新山)響平か(中野)慎詞で」と願望を話していたが、その通りに準決12Rで中野の番手が巡ってきた。北日本を支えてきた脚力を番手から繰り出して、初タイトルへ王手をかける。 ▼12R(菅田壱道) 古性優作はダイヤモンドレース後も、小倉バンクについて「自力を出そうと捲ったけど、全然ダメだった。好きじゃない。克服するにはあと3年かかる」。それなら菅田が、連日好走が続く中野マークで決勝へ。2―4=156、5―2=48。 ▼11R(北井佑季) 2着までが勝ち上がる2予Bで、執念の追い込みを見せ、逃げる山崎賢人との2着同着に持ち込んで勝ち上がった。準決も3着に粘り込んで突破だ。237―1237―5、9―3―5。