日本ハム・山崎が母校・日大三での自主トレ公開 目標はキャリアハイ更新&交流戦での「プロ初本塁打」
日本ハム・山崎福也投手(32)が7日、母校・日大三での自主トレを公開した。オリックスからFA移籍2年目となる今季は、勝利数や防御率などあらゆる投手部門でのキャリアハイ更新が目標。さらに、打撃が得意な左腕は打席に立つ可能性がある交流戦での「プロ初本塁打」も目指すことを誓った。 青春時代を過ごした母校・日大三での自主トレ。山崎は高校3年の選抜甲子園で計13安打を放ち、1大会における最多安打タイ記録を樹立した。自身の原点とも言えるグラウンドで、投手としてだけではなく「打者・山崎」の目標も掲げた。 「まだ(プロで)本塁打を打ったことがない。プロ野球人生で1本打ちたいなという夢はあるので、練習を頑張りたいと思います」 公式戦での本塁打は、明大4年だった14年の東京六大学春季リーグの東大戦が最後だ。すでに新庄監督からの指示もあり、今春キャンプでも打撃練習する予定で、紫とピンクの新しい打撃用手袋も用意済み。昨年は5月30日の阪神戦で決勝打を放ち、交流戦の5年連続安打も懸かる中で「交流戦と、日本シリーズにも出られたら結果を残せるように」と目を輝かせる。 もちろん、本業ありきだ。昨季は2年連続2桁10勝をマーク。移籍2年目の今季は23年の11勝、昨季の147回2/3などの全部門でのキャリアハイ更新を狙う。昨シーズン終了後からウエートトレーニングに注力し「体の使い方も少しずつ良くなってきている。イニングは(合計で)100後半ぐらい投げたい」と意気込む。 この日は上下のジャージやネックウオーマー、ランニングシューズまでチームカラーの水色で統一し、キャッチボールなどで汗を流した。今季から青のグラブに北海道の地形の刺しゅうも施し、身も心も日本ハムに染まった。「段階的に6位、6位、2位となったらもう1位しかない」と山崎。二刀流の活躍で悲願のリーグ優勝&日本一のピースになる。(田中 健人)