【除湿機選び】3タイプ中“コンプレッサー式”はどんな人におすすめ?電気代・騒音具合・値段…実際に使ってみて検証
実際にかかった電気代は…?
実際には湿度が77%あった筆者の家の部屋干し部屋で、全開運転といえる「衣類乾燥モード」で部屋の湿度が約60%まで落ちるのを待ち6時間ほど除湿、そこから66時間ほど「おまかせ」運転モードで湿度設定を60%とし運転しました。この電気の消費具合をサンワサプライのワットモニターで測定し、1kWh当たりの価格を35.5円で3日間(72時間)の電気代と1日当たりの平均電気代を計測しました。なお、我が家は、ほぼ毎日洗濯をするので、洗濯物は1日おきに入れ替わり、部屋を出入りする度にドアの開閉がある環境です。 結果72時間で消費した電力は6.35kWh、電気代は約225円で1日当たりの電気代は75.14円でした。 タンスのゲンの「衣類乾燥モード搭載 コンプレッサー 除湿器 24畳 10L/日」のスペック表には「電気代(1時間あたり):50Hz…約4.1円、60Hz…約5.4円」と記載されていましたので、筆者は4.1円×24時間=98.4円、これが1カ月で2952円、約3000円電気代アップを覚悟していたのですが、75.14円×30日で2254円と2000円弱の電気代アップで済みそうなのでうれしい誤算といえます。 なお、電気代の次に筆者が気にしていたのが、駆動音だったのですが、タンスのゲンの「衣類乾燥モード搭載 コンプレッサー 除湿器 24畳 10L/日」の全開運転中にほとんどの本体に触れるくらいの距離で測定して50dB程度、数十cm離すと40dB台と除湿時の駆動音が気になることはほぼありませんでした。
コンプレッサー式除湿機の満足度
タンスのゲンの「コンプレッサー式除湿器」である「衣類乾燥モード搭載 コンプレッサー 除湿器 24畳 10L/日」を導入した筆者の感想は大満足です。毎日の天気を気にかけて、洗濯物を外に出したり、部屋の中に戻したりしながら洗濯をするほどの余裕がない我が家では、どうしても部屋干しになってしまいます。 洗剤や柔軟剤などが進化しているので、部屋干しでもそれほど気にならない環境は整ってきていますが、それでも乾くまでに時間がかかるとニオイが発生しやすくなりますし、幼稚園や学校で使う子どもの衣類であれば、乾かないと洗い替えを増やす必要も出てきます。 タンスのゲンの「コンプレッサー式除湿器」である「衣類乾燥モード搭載 コンプレッサー 除湿器 24畳 10L/日」は、これらの問題が1日約70円、月に2000円弱で見事に解決してくれました。本当に助かります。ちなみに「デシカント式除湿器」は電気代が「コンプレッサー式除湿器」の2倍から3倍の電気代がかかるといわれているので、約4000円から6000円の電気代がかかる計算になります。この価格になると、筆者は基本つけっぱなしという運用方法を見直さざる得ないので、操作の手間的な部分も含め使い勝手が落ちてしまうでしょう。 基本つけっぱなし運転での操作やメンテナンスは3Lのタンクが我が家の場合約1日半で満タンになるので、このタンクに溜まった水を捨てるだけになっています。手間がかからないのも非常にうれしいところです。 筆者のように夏場は除湿、冬場は加湿といったコントロールが必要で、冬は除湿は行わないという方であれば、ランニングコストの安い「コンプレッサー式除湿器」は、部屋干しの洗濯物もすっきりと乾き、本当におすすめです。夏場の湿気や室内干しの乾きの悪さに困っているなら、「コンプレッサー式除湿器」を検討してみてはどうでしょうか。
千秋