JIMOキャラ総選挙開幕・東海活性化へ各キャラ選挙活動
地元PRのために生み出されたキャラクター=JIMO(ジモ)キャラを投票で決める「JIMOキャラ総選挙」が15日に始まった。開幕に合わせ名駅・名鉄百貨店本店の玄関前では、総選挙に立候補する4体のキャラクターが登壇。通行人に向けて愛きょうを振りまき、小さな子どもが「かわいい」という声援も。母親に記念撮影をせびる姿も見られるなど、キャラクターたちによる熱心な「選挙活動」が行われている。投票期間は6月30日まで。
地域活性化に一石 自治体職員も奮起
「JIMOキャラ総選挙」は昨年に続き2回目の開催。昨年は豊橋市のキャラクター「トヨッキー」が1位に輝き、全体の投票総数は14万票以上に上った。 今年は愛知・岐阜・三重の東海エリアより、51体のJIMOキャラが立候補。各自治体の職員も、キャラクターを通じて地域活性化に一石を投じようと意気込みが高まっている様子だ。 昨年は5位にランクインし、今年もエントリーを決めた愛知・岩倉市のキャラクター「い~わくん」は、「今年こそ1位を」とリベンジに燃える。 同市の観光振興会に所属する本多さんは「い~わくんは何でも1番が好き。今年こそはトップを勝ち取ります」と話し、「岩倉市は1400本の桜並木や五条川で行われる『のんぼり洗い』が有名。い~わくんをきっかけに多くの人に知ってもらえれば」と市のPRも忘れていない。
愛知県外から立候補したキャラも
愛知県外から立候補しているキャラクターも今回の選挙に熱意を燃やす。「同じ三重県勢には負けたくない」と話すのは、三重県南伊勢町のキャラクター「たいみー」を連れた同町観光商工課の濱地さん。 「三重県からは数体のキャラクターがエントリーしていて、普段はみんなとても仲良し。しかし選挙となれば別。とにかくトップをとりたいです」と意気込む。たいみーは体が鯛、顔はみかんで、大きな目が印象的なキャラクターだ。 アピールポイントを濱地さんに聞くと「見た目の愛くるしさは(立候補するキャラクターの中で)1番だと思います。10歳の子がたいみーのデザインを考えたので、小さい子どもからの受けは良いのでは?」と教えてくれた。