49歳で離婚。54歳マンガ家が直面した「老後のお金の不安」と乗り越え方
「失敗した~~」と思っても「でも勉強になったね!」
なとみさん自身、老後のお金について考えたことで、「なにをしたいか」がクリアになり、東京を離れて故郷・石川にUターン移住することを決断。さらには、地元でキッチンカーを始めることになるなど、目まぐるしく環境が変化。本書にはその顛末も描かれています。 「いや、本当に人生は、山あり谷ありだな~と(笑)。でも、すべて、自分が『やりたい!』と思って選んだ道なので、毎日一所懸命進んでいます。こうしたい、ああしたいって思っていると、似たような考えを持つ人に必ず出会うし、そこでまた新しいつながりが広がっていく。 石川県に戻ってきてから、まさに日々そんな感じで、忙しいけど、充実しています。忙しすぎて『寂しい』なんて思ってる暇がない。後悔するかどうかは自分が決めるので、たとえ「失敗した~」と、思っても、「でも勉強になったね!」ってきり替えられれば後悔は残らないんです」 最後に、読者に向けてこんなメッセージもいただきました。 「50代からは、人生のステージが変わる時期だと思うんです。体も、環境も、様変わりします。そんなときに、自分の人生これでよかったのかな? やり残したことがあるな…やろうか? どうしようかな? と、悩んでいる方に、読んでほしいです。読んでみて『こんな人もいるんだ(笑)。じゃあ私もやってみようかな』と、笑ってもらえたらうれしいです」
ESSEonline編集部