阪神 藤浪投手トークショー「監督を胴上げしたい」
プロデビュー時の心境は?
谷口:プロの世界に飛び込まれて先輩たちのプレーはどうでした? 藤浪:何より、テレビで見てた人たちが自分の後ろで守っているのが不思議でしたね。不思議な感覚でした。最初入った時に能見(篤史)さんと岩田(稔)さんのブルペンでの投球を見て、自分のレベルとは違うなと思いました。ボールのキレとか、全然違うなって。 谷口:ボールのキレね、スピードでは勝ってると? 藤浪:どうでしょうね、単にスピードでは負けなかったかもしれませんけど(笑い)。 谷口:いよいよデビューを迎えるわけなんですけど、神宮球場開幕3戦目、プロ初登板、初先発、これは史上最速だったそうですけど。神宮のマウンドだったけど、神宮のマウンドに上がった時の心境はどうでしたか? 藤浪:そんなに覚えてないですね。 谷口:悪い内容ではなかった?(2013年、公式戦開幕3戦目の対ヤクルト戦でプロ初登板・初先発。6回を3安打2失点、7奪三振。打線が無得点で敗戦投手となっている) 藤浪:ゲームを作ることはできだ。今だったらダメな内容ですけど、その当時はまあ、次は頑張ろうと思った。 谷口:プロ2戦目で勝ち投手になりましたね。 藤浪:はい。 谷口:自分の中でこだわる部門とかあるんですか。三振とかはどうですか? 藤浪:三振の数は別に気にしてないですね。それは勝ちに直結しないんで。やはり防御率であったり、イニングだったり。その方が大事で。今年はイニングは199、来年は200を超えたいなと。
声援とヤジについてはどうですか?
谷口:声援とヤジについてはどうですか。 藤浪:声援より、ヤジのほうが耳に入る。ただ、関西人やったら、もっとおもしろいヤジもあるやろと思ったりもする(笑い)。 谷口:憧れのピッチャーはいましたか? 藤浪:タイガースで言えば、(藤川)球児さん、小学校の時、すごいなと思ってました。 谷口:ずっと2桁勝利を続けているわけですが、調整はどうですか。 藤浪:ブルペンとマウンドは別。ブルペンで調子よくてもマウンド行ったらストライクが入らないこともある。 谷口:ライバルは? 藤浪:あんまり人と比べることはないです。周りがなんと言おうと関係ない。 谷口:嫌なバッターは? 藤浪:今年に関しては、ヤクルトのデニング(外野手)、アウトローとかインロー決まってるのに、打たれるんです(笑い)。 谷口:好きなバッターは? 藤浪:抑えると、印象に残らない。打たれた方が印象に残る。 谷口:チームで気の合う選手は? 藤浪:皆さん、お世話になってます。仲がいいのは梅野さん(梅野隆太郎捕手)、岩貞さん(岩貞祐太投手)、オフの日は一緒に買い物に行ったりします。 谷口:キャンプの時はどうですか。 藤浪:一軍二軍問わず、ホテルは1人部屋ですね。沖縄のキャンプでも、誰かと同じ部屋で過ごすのは、ストレスたまりますし。他球団では1人部屋じゃない場合もあるみたいですけど。