35歳で婚活中。友人に「年収600万円以上の人と結婚したい」と言ったら「高望みしないほうがいい」と指摘されました。年収600万円以上の人はそんなに少ないのでしょうか?
結婚相手を探すにあたって、年収を条件としている人もいるでしょう。年収600万円以上の人と結婚したいと思っているけれど、友人から高望みしていると指摘され、世間の人は結婚相手にどれくらいの年収を求めているのか、そして実際に年収600万円以上の人は少ないのかを知りたいと思う人もいるかもしれません。 本記事では、女性が結婚相手に求める理想の年収について解説するとともに、年代別の平均年収および年収の高い業種についても説明します。 ▼会社員で「年収1000万円」以上の割合は? 大企業ほど高年収を目指せる?
結婚相手に求める理想の年収とは?
結婚相手に求める理想の年収とはどのくらいなのかを見ていきましょう。WeCapital株式会社の「年収と結婚に関する意識調査」によると、未婚の女性が男性に求める理想の年収は図表1の通りです。 図表1
WeCapital株式会社「年収と結婚に関する意識調査」より筆者作成 未婚の女性が求める理想の年収で一番割合が多かったのは「500~600万円」となっており、次いで「400~500万円」「600~700万円」という結果になりました。上位2つ「400~600万円」で、全体の半分ほどの割合を占めます。
年代別の平均年収とは?
年齢別の平均年収について、国税庁の令和5年分民間給与実態調査をもとに確認していきましょう。各年齢層の男性の平均年収をまとめたものが図表2の通りです。 図表2
国税庁 令和5年分民間給与実態調査より筆者作成 図表2から分かる通り、男性の場合は40歳以上になると年収が600万円を超えています。 ただし給与階級別の割合を見ると、男性の場合「年間給与額400万円超500万円以下の人」が504万人(17.5%)と最も多く、次いで「300万円超400万円以下の人」が430万人(14.9%)、「500万円超600万円以下の人」が404万人(14.0%)となっています。 この上位3つ「300~600万円」で全体の約半分の割合を占めているため、年収600万円以上の人と出会って、かつ結婚にまで至るという可能性は高くはないといえるかもしれません。