楽天、3千億円の社債発行 携帯設備投資の償還で
楽天グループは4日、20億ドル(約3千億円)のドル建て社債を新たに発行すると発表した。今年から25年にかけて携帯電話事業の設備投資のために発行した合計約7千億円の社債償還を控えており、今回のドル建て社債も既存社債の償還に充てるとみられる。 楽天グループは昨年、傘下の楽天銀行を上場させるなど資金調達の多様化を図っているが、今回発行する社債の償還期限は29年4月で、利率は9.75%。利払い負担が懸念材料となりそうだ。 今年2月にも18億ドルのドル建て社債を発行しているが、今年期限を迎える約2200億円分の社債の償還については一定のめどがついたとの認識を示していた。