ハフェルツの劇的弾で勝利のアーセナル アルテタも驚き「スタジアムが彼の歌を情熱的に歌うなんて……」
ハフェルツ4試合連続ゴール
アーセナルはプレミアリーグ第28節でブレントフォードに辛勝し、リーグ暫定首位に浮上した。この試合で主役となったのは試合を決める勝ち越し弾を記録したカイ・ハフェルツだろう。 降格圏争いのブレントフォードに対し、アーセナルはデクラン・ライスのヘディングシュートで先制に成功。しかし、前半アディショナルタイム4分にGKのアーロン・ラムズデールがクリアボールを相手選手のヨアン・ウィサに当ててしまい、跳ね返ったボールがネットを揺らした。1-1で推移した86分にベン・ホワイトのクロスをハフェルツがヘディングでゴールに押し込み勝ち越しに成功。そのまま試合は終了し、2-1でアーセナルが勝利を収め、チームの連勝を8に伸ばした。 試合後の会見でアーセナルの監督ミケル・アルテタは、直近4試合で連続でゴールを挙げているハフェルツの活躍について「ハフェルツが移籍してきた当初、スタジアム全体が彼の歌を情熱的に歌うようになるなんて、誰かが私に言ったとしても私は信じなかっただろう。彼は並外れた選手だ」とし、「彼の仕事ぶりやインテリジェンス、チームへの貢献を見て、彼を愛さないわけにはいかない」と惜しみない称賛の言葉を口にした。 ハフェルツの加入時には少なからず懐疑的な見方もあり、チームへの加入直後こそ、印象的なプレイを残すことが出来ていなかったが、最近のハフェルツの活躍はそういった見方を完全に跳ね除けるものとなっている。リヴァプール、マンチェスター・シティとの三つ巴の様相を呈してきたプレミアリーグ争いを制するには今やハフェルツの存在が必要不可欠なものとなるだろう。
構成/ザ・ワールド編集部