ACLに出場したチームが翌年は“国内専念”――アジア制覇を追求するならこのサイクルを断ち切る発想が…。
今年はACLに出場するJクラブが総入れ替え
昨季、ACLでベスト4に進出した神戸はリーグ戦で14位と低迷。スケジュール面の負荷が大きかった点がひとつの原因に挙がる。(C) Getty Images
コロナ禍の昨年は、比較的近場のスタジアムに絞って取材に出かけたが、それでもほぼ週2試合のペースは予想以上に疲れを溜めた。思い起こせば1994年アメリカ・ワールドカップなどは、連日寝る間もなく空の移動を繰り返していたから年齢のせいと言えばそれまでだが、取材者でこれだから実際に戦い続けた選手の疲弊は想像に難くない。 今年のJ1順位予想も「ACL出場組からの優勝」を外した。昨年のJ1は、明らかに不平等なリーグだった。年末に集中開催されたACLの結果を見れば、改めて出場した3チームが十分な実力を備えていたことが分かる。J1で14位に沈んだ神戸が、途中からイニエスタを欠きながら決勝進出目前まで迫り、6位のFC東京や9位の横浜もベスト8に肉薄した。 逆に今年は出場するJクラブが総入れ替えとなり、昨年出場の4チームがJ専念の恩恵を受ける。さらに王者川崎が明確な標的となることを踏まえて
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