【プレビュー】首位浮上を狙う横浜FMは敵地で仁川と激突。全勝を保つ川崎Fはホームでジョホールを迎え撃つ| AFCチャンピオンズリーグ
【国内サッカー プレビュー】11月27日から29日にかけて行われるグループステージ第5戦。28日には日本勢の横浜F・マリノスと川崎フロンターレが登場する。横浜FMはホームでの対戦で敗れている仁川と再戦。ここまで4戦全勝中の川崎Fは、5連勝とすれば決勝トーナメント進出が決まる。
神奈川の両雄が決勝トーナメント進出のために重要なゲームを戦う。 敵地・韓国でリベンジマッチを戦うのは横浜F・マリノスだ。グループステージ初戦、ホームに仁川ユナイテッドを迎えたが、相手の鋭いカウンターに沈み2-4で敗れ、まさかの黒星スタートとなった。そこから約2ヶ月後の再戦でダブルを食らうことは許されない。アウェイでの戦いを強いられるが勝点3を確実に持って帰ってきたい。 第2戦以降の戦いぶりを振り返ると、いきなりの敗戦を引きずることなく3連勝を飾り、勝点は9に到達。中国の山東泰山と並び首位を争っている。その巻き返しは評価に値し、チームとしての成長や上積みを実感。しぶとくポイントを積み上げてきた成果である。 直近のリーグ戦では、今季のホーム最終戦でアルビレックス新潟を崩し切れずスコアレスドローで決着。その翌日に首位のヴィッセル神戸が勝利したことでリーグ連覇を逃した。簡単に切り替えるのは難しい部分もあるだろうが、その悔しさをぶつける舞台がすぐに用意されているとポジティブに考えたい。 相変わらずの連戦で、未だ離脱者も少なくないが、少しずつ戦列に戻ってきており、何とかやり繰りしながらシーズン終盤戦を戦い抜きたい。こういうときだからこそ頼りになるのはベテランの経験値とリーダーシップ。どんな状況でも先頭に立ちチームを鼓舞する水沼宏太を中心に仁川にリベンジを果たし、12月のグループステージ最終節につなげたい。 ここまでグループステージ4戦全勝中の川崎フロンターレは、ホームにマレーシアのジョホール・ダルル・タクジムを迎える。ここで勝点1以上を積み上げられれば1試合を残しての首位通過が決まる重要な一戦だ。 敵地での対戦では1-0で勝利しているが、ジョホール強さや特徴は昨季も対戦していることを含め痛いほど理解しており、気を抜ける相手ではない。実際、第4節で韓国の蔚山現代を破った力もあるだけに心して迎え撃ちたい。 それでも、地力で勝っているのは間違いなく、シーズン終盤に来て川崎Fの調子は上向き。14番を背負う脇坂泰斗と主将の橘田健人を中心とした中盤が安定感を取り戻し、攻撃の軸である家長昭博も健在。直近のリーグ戦では鹿島アントラーズを3-0で一蹴する強さを見せつけた。 4日前のリーグ戦から移動なしで同じくホーム・等々力陸上競技場で戦えるのも決勝トーナメント進出に向けて大きな追い風。盤石の戦いぶりを披露し、ここで突破を決めたい。