5連覇目指すマンC、“大黒柱”ロドリは長期離脱が濃厚に…代役となり得る4選手とは?
前人未到のプレミアリーグ5連覇を目指すマンチェスター・シティが、シーズン序盤戦で“大黒柱”を失うこととなった。 現地時間22日に行われたプレミアリーグ第5節でマンチェスター・シティはアーセナルと対戦し、2-2の引き分けに終わった。数的不利で後半を迎えた相手を崩し切れず、ホームで勝ち点「3」を逃したマンチェスター・シティだが、より痛恨だったのはスペイン代表MFロドリの負傷だろう。 アンカーで先発出場したロドリは、CKのポジション争いの際に右ひざを痛め、21分に途中交代を余儀なくされた。そして25日、クラブは同選手が右ひざのじん帯を損傷したことを発表。離脱期間は長期に渡る見込みで、今シーズン中の復帰は絶望的とも報じられている。 ロドリはジョゼップ・グアルディオラ監督の戦術における最重要人物の一人だ。2019年夏にアトレティコ・マドリードから加入すると、ここまで公式戦通算260試合の出場で26ゴール30アシストをマークし、数多くのタイトル獲得に貢献。データサイト『Opta』によると、ロドリ不在時の勝率は出場時の「74.1%」を大きく下回る「61.9%」まで低下するとのこと。昨シーズンのリーグ戦で喫した3敗に目を向けると、いずれもロドリ不在のゲームとなっている。 グアルディオラ監督は“大黒柱”の長期離脱という緊急事態をどのように乗り切るのだろうか。イギリスメディア『スカイスポーツ』は、同監督が4-3-3のシステムを継続する場合、ロドリの代役としてアンカー起用される可能性がある4選手を紹介している。 1人目はクロアチア代表MFマテオ・コヴァチッチ。ロドリが欠場したリーグ戦最初の4試合で中盤の低い位置に入っていたことから、『スカイスポーツ』は「配球力と守備面に不安が残るものの、現時点で最も有力な候補」であると指摘している。なお、データサイト『transfermarkt』によると、コヴァチッチはグアルディオラ監督の下でこれまで16試合に守備的MFとして出場しているようだ。 2人目は今夏にバルセロナから復帰した元ドイツ代表MFイルカイ・ギュンドアン。現在はより攻撃的なポジションを主戦場としているものの、ドルトムント時代やマンチェスター・シティ加入後も度々“6番”としてプレーしている。33歳という年齢面を考慮した場合、「それほど機動力が重視されない守備的MFでの起用は自然である」と『スカイスポーツ』は分析している。 また、最終ラインを本職とする選手を中盤で起用する可能性もあるようだ。候補に挙がったのがイングランド代表DFジョン・ストーンズと同DFリコ・ルイス。前者はセンターバック(CB)、後者はサイドバック(SB)を主戦場としているものの、足元の技術には定評があり、攻撃時には中盤に立ち位置を移してビルドアップをサポートすることも多い。とりわけストーンズについては、グアルディオラ監督がこれまで度々中盤で起用していることや、CBの戦力が充実していることを踏まえると、「最も自然な代役になり得る」と報じられている。 なお、『スカイスポーツ』は、グアルディオラ監督がシステムを変更し、中盤の底に2枚を並べる形を取る可能性があるとも指摘している。 今週末に控えるプレミアリーグ第6節では難敵ニューカッスルとのアウェイゲームに臨むマンチェスター・シティ。ロドリ不在のなか、グアルディオラ監督の起用法に注目が集まる。
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