リアルすぎる女子高生CG「Saya」が挑む“不気味の谷”とは何か
ちなみに、この「Saya」を生み出したのは、夫婦でCGアートの創作活動を行っている石川晃之さんと石川友香さん。このプロジェクトは、石川さん自身の研究と技術向上を目的に行っていて、まずは自分たちの研究に対する意欲や、クオリティに対する理想を具現化することを目指しながら、“人々の関心を引くものを自分たちで作れるのかどうか?”という課題にチャレンジしているのだそうです。石川友香さんは、プロジェクトの今後について次のようにコメントしています。 「Sayaはまだ研究段階で、発表した画像はまだ仮のもの。今後は全ての質感を向上させて、全身の制作及びブレザーやパーツの追加などをしていく予定です。また、Sayaと並行してもう一人同じ年代くらいの女の子を制作しており、彼女はSayaとは正反対の雰囲気を持ったキャラクターを想定しています。また、キャラクターは全て(動画の中で)動かす予定でいますが、ここからが大きな壁になるのではないかと感じています。予定している動画はショートムービーですので、大胆な動きは無いにしても、“人間としての動きをいかに自然に作れるのか”というテーマは(今回の制作の中で)一番大きなチャレンジになるのではないかと思っています」。 (執筆:井口裕右/オフィス ライトフォーワン)