【大会展望】もう一つの大学サッカー。同好会・サークルの日本一を決める“マガ杯”が今年も開幕!
彩りを与えるマネージャーの献身
そしてまた、「同好会・サークル」を語る上で欠かせないのが、女子マネージャーの存在だ。ピッチ外では献身的にチームを支え、試合中は大声で応援歌を歌いチームを鼓舞する彼女たちの存在が、体育会サッカーとはまた違った「青春の匂い」を漂わせている。それらを含め、不真面目(見た目のチャラさ)と真剣(競技力・組織力の高さ)のギャップこそ、サークルサッカーの魅力と言えよう。 そんな66チームが、5日間に渡る長丁場の戦いで、優勝から66位までの全順位を決めることになる。昨年の41回大会では、開催当初からこの大会に参加している名門・中央大学サッカー同好会が頂点に立った。ディフェンディングチャンピオンの今年度の代表、辻崎竜也が今大会への意気込みを語る。 「中大サッカー同好会57期が挑む今年のマガ杯は2連覇がかかった大事な大会です。今大会に向けて練習や練習試合で調整を行ってきました。私たちの意気込みを優勝という結果として残せるように頑張ります」 果たして中大同好会の連覇はなるか、それとも今年春の新関東リーグカップ戦において、準決勝で中大同好会を破って頂点に立った早稲田大学FC.GUSTAがカップ戦に続く2冠を達成するのか。いずれにせよ、己の力を信じ、仲間を信じ、日本一の一体感を体現したチームが、晩夏の菅平に勝利の凱歌を轟かせることになる。
サッカーマガジン編集部