釧路商工会議所創立100周年 記念式典、節目盛大に祝う
1924(大正13)年11月27日、釧路商業会議所として道内で6番目に設立され、今年100年の節目を迎えた釧路商工会議所(栗林定正会頭)の創立100周年記念式典が27日、釧路センチュリーキャッスルホテルで開かれた。出席した300人を超える関係者を前に栗林会頭は、100年の歩みを振り返りながら「与えられた使命と責務を認識し、先人の思いを継承しながら、行動する会議所、信頼される会議所、親しまれる会議所として新たな歴史の創造に向かい、活力ある地域づくりと中小企業の振興や発展にまい進していく」と強調した。 式典には、小林健日本商工会議所会頭や鶴間秀典釧路市長らが来賓として出席し、祝辞を述べた。 栗林会頭は式辞で「商工会議所が100年という歴史を積み重ねられたのも、幾多の難局を乗り越えてきた商工業者たちの熱意と尽力、商工連合会、各商工会議所など関係機関の力添えのおかげ」と述べた。また資源価格の高騰、深刻な人手不足について触れ、「人口減少による地域活性化には、稼ぐ産業の育成と雇用の創出が極めて重要であり、地域一体となって戦略的な取り組みを進めていく必要がある」と強調。その上で、「当所では``これまでを受け継ぎ、これからに挑む、、をスローガンに、事業支援に向けた新たな仕組みづくりや、ここにしかない資源を生かしたプロジェクトなど、新たな事業を展開していく」と語った。 続いて永年勤続役員・議員表彰、永年会員事業所表彰、特別感謝状、100周年特別感謝状の贈呈があり、釧路地域の発展に寄与した個人、団体をたたえた。 このあと祝賀会が行われ、花柳流日本舞踊教授の花柳寿芳貴さん、花柳寿芳雛さんによる祝舞「丹頂の舞」や鏡開きを盛大に行い、100年の節目を祝った。
釧路新聞