ウクライナ侵攻1000日 アメリカ供与の長距離ミサイルでロシア領内を攻撃
ウクライナ侵攻開始から1000日となる19日、大きな動きがあった。ロシア国防省は、ウクライナがアメリカが供与した長距離ミサイルで初めて領内を攻撃したと発表した。 【画像】プーチン大統領が対抗か 核兵器使用条件を引き下げ
■米供与の長距離ミサイル ウクライナ軍が使用
ウクライナ軍関連のSNSで、19日に公開された映像だ。 ロシア国防省は、ウクライナ軍がアメリカから供与された射程およそ300キロの長距離ミサイル「ATACMS」で、ウクライナ国境に近いブリャンスク地方を攻撃したと発表した。 ミサイル5発を撃墜したものの、1発のミサイルの破片が軍事施設内に落下し、火災が発生したとしている。 ウクライナ ゼレンスキー大統領 「ウクライナには長距離攻撃能力があり、国産の長距離ドローンがあります。今や、対艦巡航ミサイル1つだけというわけではありません。そして、現在は『ATACMS』も保有していて、すべてを使用するつもりです」
■プーチン氏対抗か 核兵器使用条件を引き下げ
一方で、ロシアのプーチン大統領は、核兵器の使用条件を大幅に引き下げた新たな「核ドクトリン」を承認した。 直接の戦争当事国以外も核抑止の対象とし、核保有国の支援を受けていれば、非核保有国による侵略でも、ロシアは共同攻撃とみなすことやミサイルなどの通常兵器でも、大量発射などの信頼に足る情報があれば、ロシアは核兵器を使用できるとしている。 この新たな「核ドクトリン」は、アメリカ製兵器でロシア領内への攻撃を許可したバイデン政権への対応とみられている。 (「大下容子ワイド!スクランブル」2024年11月20日放送分より)
テレビ朝日