〔東京外為〕ドル、150円台後半=買い一巡後はもみ合い(2日午後3時)
2日午後の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、実需買いなどが一巡した後は、1ドル=150円台後半でもみ合っている。午後3時現在は、150円72~73銭と前週末(午後5時、150円00~01銭)比72銭のドル高・円安。 東京時間の早朝は売りが先行し、149円40銭台に軟化した。午前8時以降は、時間外取引の米長期金利の上昇を受けてショートカバーが入り、150円前後に上昇。仲値公示にかけて国内輸入企業によるドル買いなどで150円20銭台に値を上げた。その後も買いが続き、150円70銭近辺まで水準を切り上げ、正午にかけては上昇一服となった。 午後は150円50銭台を中心に推移。日経平均株価の上げ幅拡大を受けたリスク選好のドル買い・円売りなどで、150円70銭台に強含む場面があったが、買いは続かず、午後3時に向けては150円60銭台近辺で方向感なく推移している。 東京時間は「前週末、急速にドルが売られた反動で、週明けはドルを買い戻す動きが入った」(国内銀行)との声が聞かれた。この後も「調整買いが入る可能性がある」(同)ものの、「日銀の12月利上げが意識されているため、上昇の勢いはない」(外為仲介業者)といい、一段の上値追いは限られそうだ。 ユーロは正午に比べ対円で小幅高、対ドルで小動き。午後3時現在、1ユーロ=158円58~59銭(前週末午後5時、158円70~71銭)、対ドルでは1.0521~0522ドル(同1.0578~0579ドル)。