人気女子プロも愛用!地クラブを選ぶ理由
TREND_05 人気女子プロも地クラブを使っていた!
女子ツアーのトップ選手でも、地クラブを使っている選手は少なくない。「地元のメーカー」ということをきっかけに使い始めるケースが多いようだ。 ※EVEN7月号掲載「パーツブランドのシン・流行」より抜粋。 TREND_01~03の記事はこちらから。
青木瀬令奈 × GrindStudio
青木瀬令奈が使っているプロトタイプはグースネックになっていて、ヒール側のソールを削っているのが特徴。プロデビュー当時からほとんど形状は変わっていない。「グラインドスタジオ」はプロだけではなく、一般のアマチュアも一人一人にあった形状に削ってくれる。
青木瀬令奈は群馬、山下美夢有は大阪
群馬県出身の青木瀬令奈が中学生時代から使っているのが、群馬県にある「グラインドスタジオ」のウェッジだ。ツアー通算5勝の青木だが、これまでに優勝したすべての試合で「グラインドスタジオ」のウェッジを使っている。2021年の「宮里藍サントリーレディス」で優勝した直後に「グラインドスタジオ」の話を聞くと、「中学生の頃に工場に行ったことがきっかけです。すぐに気に入って使い始めました。プロになった今も使っているので手に馴染んでいる感じです」と話してくれた。「グラインドスタジオ」は研磨師の都丸和寛が2003年に立ち上げたウェッジを中心としたパーツブランド。青木瀬令奈以外に穴井詩らも使っている。
山下美夢有 × REALIZE
デザイン・設計・製造・組立てまで自社工場で行う「リアライズ」。山下が使っている『スクワッドプロト』は高品質素材を使い、100分の1単位の重心、重量配分にまでこだわった。独特のライズソールは座りが良い。 2年連続で年間女王となった山下美夢有。そのタイトル獲得にも貢献したのが、地元・大阪にある「リアライズ」のパターだった。昨年、最終戦まで申ジエとの年間女王争いが続いたが、その試合を制したのも同社のパター。2022年の最終戦を制して初の年間女王になった直後に話を聞くと、「家の近くの工場でパターを作っていたのですが、色々と縁があってパターを見せてもらうと、顔と座りが良かったので2021年の終盤から使い始めました。最初はピン型しかなかったのですが、マレット型も作ってほしいとお願いしたら作ってくれたんです」と教えてくれた。