夫の退院日に病院へ「菓子折り」を持っていきましたが断られました…受け取れないルールがあるのでしょうか?
菓子折りを断られたときは寄付をする方法も
菓子折りを受け取っていなくても、寄付を募っているケースは少なくありません。例えば、先述したB病院は菓子折りなどのお礼は受け取っていないものの、運営団体が寄付を募っています。寄付金は病院の運営に役立てられるため、感謝の意を表する行為として適切といえるでしょう。 さらに、一定条件を満たしていれば寄付をした方も税制優遇を受けられます。国や地方公共団体、一定の法人などに寄付をした方は、確定申告により所得控除や税額控除の対象になるようです。
病院によってはルールで受け取れないところもある
感謝の意を表すために菓子折りを渡したくても、病院によってはルールにより受け取れないとしているケースがあります。さらに、国や自治体が運営する病院では公務員扱いになり、菓子折りを受け取ってしまうと刑法に抵触する可能性もあるため、必ず菓子折りを渡しても問題がないか事前に確認しておきましょう。 もし菓子折りを渡しても問題がないのであれば、2000~5000円程度の高すぎない金額の商品にしておくと、相手側にもあまり気を遣わせずに済みます。どうしても高額のお礼をしたいときは、菓子折りではなく病院へ寄付することも検討しましょう。 出典 デジタル庁 e-Gov法令検索 刑法(明治四十年法律第四十五号)第百九十七条 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部