【新車購入記】2024年1月2x日の契約で6月納車の新型アルファードをゲットしたお話し
諦めなければ年内納車のアル&ヴェルあります!
年末年始の散財から待ち望まれた1月某日。多くのサラリーマン世帯がホッとするこの日、メールを開くと「いまアルファード買ったよ。6月納車分だって」とのメッセージが……。とっくに2024年生産分なんか売り切ったはずだと思いこんでいたのですが、なんと最新型アルファードが契約できたという。どういうこっちゃ? この記事の他の画像を見る
その詳細をとリクエストすると「想定外のキャンセル多発で枠が開いたらしいよ」という。なるほど。その経緯をイメージ(妄想)してみましょう。
トヨタの最高峰ミニバンである新型アルファード&ヴェルファイアの発売初日は昨年の6月21日(水)でした。太い客の事前商談はなく、初見さんも一斉にヨーイ、ドン! 販社で仮オーダーの受付を開始したのが同日午後でした。
そして土日を挟み週明けには2023年の割当生産枠を完売。2024年生産枠が確定するのはいつになるか? そんな問い合わせにセールス諸氏は悩まされるのでした。
半導体など資材不足が解消傾向にあるとはいえ、確かに街中で新型アル&ヴェルを多く見かけるようになりました。ヤリクリ上手のトヨタグループだけに増産できたか?
公式HPで最新状況を確認しましょう。2024年1月16日発表の「工場出荷時期目処」をクリックするとアル&ヴェルの2車は「詳しくは販売店にお問い合わせください」の表記。こうなると“販社ごとにお客様に提示できる生産枠がある”と考えていい。つまり、売り切れ状態もあれば、タイミング次第で発注可能。「ご注文停止」とは違うのでした。
今回の契約、納期が半年未満と早いだけにセールス氏に聞かされたキャンセル枠という発言にウソはないでしょう。元の契約者はおそらく、ショールームに展示車両もないままにハンコ押したはず。熱くなって契約したのもつかの間、熱量が低下した可能性は否定できません。
また、新型はクオリティ同様に車両価格も爆上がりしました。仮に個人事業主の契約なら資金の使い道なんてスグ変わります。目まぐるしく変わる経済状況だけにキャンセル待ちも一つの方策。ただ抽選結果待って外れたら「ああそうですか」じゃ人気車なんて買えません。シオシオな気分になっても「枠があったら真っ先に教えてくださいね!」の一言が運命の分かれ道なんです。
というワケで今回、セールスさんからのお声掛けがキッカケでめでたく新型アルファードが契約できたというおハナシなんですが、やはり会話のキャッチボールなど良好な関係を築いていなければ契約に至ることはなかったと思います。「お客様は神様」なんて表現もありますが、人間はお金あっても神様にはなれませんよね。クルマは楽しく買いましょう! Text:Seiichi Norishige
教重 誠一