「Maker Faire」事業をオライリー・ジャパンからインプレスが承継、2025年度大会を10月に開催
株式会社インプレスは、米国Make Community LLC.とライセンス契約を締結し、「Maker Faire(メイカーフェア)」事業を承継すると2025年1月7日に発表した。 【画像】2024年のMaker Faire Tokyoの様子 株式会社オライリー・ジャパンは、2024年12月末をもってMake Community LLCとのライセンス契約を終了し、Makeイベント事業から撤退。今後はインプレスがMake Community LLCとのライセンス契約のもとにイベント事業を引き継ぐこととなる。 メイカーフェアは、2006年に米国サンフランシスコで誕生した「メイカー(Maker)」たちの祭典である。カードサイズの教育用コンピューターやロボティクス技術、3Dプリンター、AIなど、最新テクノロジーを活用した個性的なアイデアや作品が集まるイベントとして、世界200カ所以上で開催されている。 日本国内では、2008年から開催されている「Make: Tokyo Meeting」を前身とし、2024年に実施した「Maker Faire Tokyo」において累計18万人以上が来場した実績を持つ。そのほか、2019年には、関西初のMaker Faireとして「Maker Faire Kyoto」が開催され、200組の出展者、約7,500名の来場者が参加した。 今回の事業承継により、インプレスはメイカーフェアを日本国内で継続的に展開する意向を示している。同イベントでは、子供向けのワークショップや企業による最新技術の紹介、クリエイターたちの展示発表など、世代や分野を超えた交流と学びの場を提供するという。 同社は、「Maker Faire Tokyo 2025」を2025年10月4日(土)と5日(日)に東京ビッグサイトにて開催する。出展者やスポンサーの募集開始時期など、詳細については、近日中に公式サイトやFacebook公式ページで発表する予定だ。 メイカーフェアは、「作ることで楽しむ、学ぶ、つながる」をテーマとしており、創造性を刺激する場としてだけでなく、新しい産業の創出や次世代のものづくり人材の育成にも寄与する役割を果たしている。
こどもとIT,編集部