ONE N’ ONLYが 47都道府県ツアーを完走!「みんなが幸せになれるグループに」笑顔で締めくくったパシフィコ横浜公演ライブレポート
ONE N’ ONLYが4月27日、パシフィコ横浜にてワンマンライブ「ONE N’ SWAG ~All out~」を行った。この公演は2023年10月13日の石川県を皮切りにスタートした47都道府県ツアー「ONE N’ SWAG ~Hook Up!!!!!!~」のファイナルとなる。全国46都道府県を周り、たどり着いたパシフィコ横浜。 ツアーの集大成となる公演で彼らが見せたのは笑顔と、パワーみなぎるステージ、培われた多面的な魅力だった。 【全ての画像】ONE N’ ONLY「ONE N’ SWAG ~All out~」ライブ写真(全46枚)
オープニングから一瞬も見逃せない、最終公演にAll out!!
開演直前。会場に流れる「EVOL」がゆっくりとテンションを引き上げていく。ボリュームが上がったBGMに幕開けを予感して、SWAG(ONE N’ ONLYのファンネーム)がペンライトを手に立ち上がる。 プツッと音楽が途切れ、暗転。メンバー映像が流れ始めると、会場のテンションが一気に上がったのがわかる。 そして、ステージにアーチ上に設置されていた銀色のバルーンが立ち上がった……と思ったら、花のような形に姿を変え、舞い上がっていく。まるでマジックでも見ているような、という次の瞬間、ステージに6人の姿が現れ、割れんばかりの歓声が迎える。 オープニングを飾るが曲はTETTAの強いボーカルから始まる「Fight or Die」。未発表楽曲だ。気合いのこもった歌声、パワーのあるダンス。そんな彼らの姿を炎と満席のパシフィコのペンライトが照らす。 強烈な1曲目で殴りかかったところで、「I’M SWAG」へ。シンプルなステージ上で彼らの姿をレーザーの光が彩る。両側に設置された大きなスクリーンにはメンバーそれぞれの表情が映し出されおり、そちらにも視線を向けたいが、あまりにステージ上のパフォーマンスが力強く、視線を惹きつけられる。そして、力強いのはステージ上だけではない。HAYATOの煽りに合わせて、SWAGのペンライトを振る手にも力が籠っているように感じられる。ライブ序盤の独特の高揚感に空気が温められていく中、「Shut Up!BREAKER」と畳み掛けていく。 3曲を終えたところで改めて会場、生中継を観ているSWAGにむけてご挨拶。 HAYATOは「楽しんでますか!」と呼びかけ、「全力でぶちかますぞ!」と気合を込めた。「今日一番熱くいきます!」とREIが続き、TETTAは「この日をずっと待ってました。みんなを幸せにして帰します」。 KENSHINは「楽しみにしてた?」と語りかけ、「……SWAG、愛してるよ」と微笑み、EIKUも「会いたかったぞ! 最後まで楽しんでってください」とにっこり。そしてNAOYAは「もうみんなの熱さでもう汗びっちょりだよ。最後まで楽しんでいこうね」と爽やかに挨拶。 会場の熱を確かめるようにHAYATOがコール&レスポンスをしたあと、「この47都道府県ツアー、46公演分の全てを込めて、すべてのSWAGの想いをひとつに。タイトルどおり全力でいくから、みんなも日ごろの嫌なこと全部忘れて今日は全部さらけだそうぜ!」とジャケットを脱ぎ捨て「Category」へ。赤と黒を基調とした衣装がステージによく映える。 KENSHINが「SWAG騒げんのか!」と煽り、会場もそれに応える。「YOUNG BLOOD」では立ち上る炎の中での迫力あるパフォーマンスに思わず息を止めて見入ってしまう。そして一転、ポップな「Beautiful」へ。柔らかな光の中、メンバー同士が目をあわせ微笑み合うような場面に和むが、暗転し、VTRが流れ始めると様子が変わる。目覚めから、着替え、シャワー、そして衣装へと着替えていくメンバーの姿が映し出されているのだが、シーンが変わるごとに会場からは悲鳴にも似た声が上がる。 SWAGの心をかき乱したところで、黒のスーツをルーズに着こなし、ハットという姿で6人とマイクスタンドが登場。「QUEEN」で追い討ちをかける。パフォーマンスもさながら、カメラに抜かれる艶やかな表情も見逃せない。間髪入れず「What’s Your Favorite?」は椅子を使ったパフォーマンス。この椅子の演出が曲の雰囲気がマッチしていて、これまでと全く違う楽曲の魅力を引き出しているように感じられる。さらに終盤でネクタイを外すものだから……、どうしたものか。