北朝鮮による拉致の疑い指摘「特定失踪者家族を支援する会」 認知度低い現状…1人でも知って
鹿児島読売テレビ
北朝鮮による拉致の疑いが指摘されている特定失踪者の家族と支援者が家族の支援などを行う団体を設立しました。拉致被害者に比べ認知度が低い特定失踪者。団体の設立を機に1人でも多くの人に知ってほしいとしています。 北朝鮮による拉致の疑いが指摘されている特定失踪者の家族と支援者は「特定失踪者家族を支援する会鹿児島」を設立したと発表しました。 警察庁の発表によりますと特定失踪者は全国に800人以上いて、そのうち県関係では13人いるとされています。 団体は被害者家族を支援し、県内に埋もれている特定失踪者の掘り起こしを行うことを目的としています。政府に認定された被害者に比べ認知度が低いのが現状だと言います。 (園田一さん夫妻の長女・前山利恵子さん(77)) 「これを機会に一人でも多くの方々に広まって、自分のこととして、もし自分の身内にこんなことがあったらと改めて思っていただいて理解を深めていただきたい」 (田中正道さんの妹・村岡育世さん(74)) 「少しでも多くの皆さんに特定失踪者の現状を知ってもらいたい」 (植村留美さんの母光子さん(72)) 「すでに親世代の家族はもちろん拉致被害者自身も高齢化している。一人でも多くの方、一人でも早く拉致被害者の救出をお願いしたい」 今後は署名活動や講演活動をして拉致問題について広く訴えたいとしています。