大学生の息子が「RX-7」に乗りたいと言っています。「かっこよくて憧れの車」とのことですが、どのような車でしょうか? 注意点などはありますか?
車が好きな人の多くが憧れるスポーツカー。マツダがかつて販売していた「RX-7」はマンガやアニメで活躍していた車で、一度は所有してみたいと思った人もいるのではないでしょうか。ですが、RX-7は2002年に生産を終了してから、20年以上経った車です。本記事では、RX-7をはじめとした古い車を購入する際の注意点を解説します。 ▼トヨタ「アル・ヴェル」は月々でいくらの支払いが必要? 返済額を試算してみた!
販売終了から20年以上経過している車
マツダ・RX-7はロータリーエンジンを搭載したスポーツカーで、ファンから根強い人気があります。初代は1978年に発売され、2002年の生産終了まで、通算で3代のモデルが販売されていました。 マンガ「頭文字D」に出てくるRX-7は2代目のFC3S型(以下FC)や3代目のFD3S型(以下FD)で、FCは昭和後期から平成初期、FDは平成初期から2002年にかけて生産されていました。FDであっても20年以上前、FCに至っては40年近く前の車であり、いわゆる旧車に近い車ということになります。
20年以上経過した車を買うことの問題点
いま現在、新車で買うことができる車と、20年以上経過したRX-7とを比較したとき、どのようなことが問題になるのでしょうか。 第一に発生するのは、故障時に交換する部品の問題です。新しい車であれば全ての部品が流通しているので、故障が起きたときも容易に部品交換が可能です。自動車の場合は生産終了から10年が経過すると新品部品を生産しないというのが慣例となっており、一部の部品は入手困難になります。 つまり、RX-7のような年数の経過した車を維持するにあたり、故障時に部品が手に入るのかというのが問題になります。たとえ部品が手に入るとしてもプレミア化して価格が高騰しているという可能性も否定できません。 第二の問題は、整備が必要となった際の問題です。車の整備は基本的にメーカー系のディーラーや街の整備工場で行ってもらうことが一般的ですが、それはいわゆる大衆車の話です。 RX-7のような年数の経過したスポーツカーだと、知識と技術を持った整備士でないと対応できない可能性が非常に高いです。 そのため、RX-7に限らず古い車を買うときは、専門店に近いノウハウを有したお店に依頼するのが安心です。そういった専門店やノウハウを持った整備士がなかなか身近におらず、手配しづらいという問題はあるでしょう。