天皇賞・秋を制したドウデュースと笑顔でガッツポーズする武豊騎手（撮影・鈴木正人）

＜天皇賞・秋＞◇27日＝東京◇G1◇芝2000メートル◇3歳上◇出走15頭 　2番人気ドウデュース（牡5、友道）が後方から豪快に差し切った。4年連続のG1・4勝目。鞍上・武豊騎手（55）は同レース7勝目となった。 　＜アラカルト＞ 　☆武豊騎手　天皇賞・秋は89年スーパークリーク、97年エアグルーヴ、99年スペシャルウィーク、07年メイショウサムソン、08年ウオッカ、17年キタサンブラックに続く通算7勝目。これは保田隆芳元騎手と並んで最多。 　天皇賞・春は8勝しており、天皇賞通算15勝は歴代1位（2位は保田隆芳元騎手の10勝。3位はルメール騎手の8勝）。 　JRA・G1はドウデュースによる23年有馬記念以来となる今年初勝利、通算82勝目。 　JRA重賞はプロキオンS（ヤマニンウルス）以来の今年5勝目。通算362勝目。 　☆ドウデュース　21年朝日杯FS、22年ダービー、23年有馬記念に続く4年連続のJRA・G1制覇。これは84年のグレード制導入以降では、90～93年メジロマックイーン、96～99年メジロドーベル、00～03年アグネスデジタル、06～09年ウオッカ、08～11年ブエナビスタ、12～15年ゴールドシップに続く7頭目（海外、地方交流戦は除く）。 　☆ダービー馬　ダービー馬の天皇賞・秋制覇は84年ミスターシービー、99年スペシャルウィーク、07年メイショウサムソン、08年ウオッカ、12年エイシンフラッシュ、18年レイデオロに続く7頭目（天皇賞・秋が2000メートルとなった84年以降）。そのうち99、07、08年と今回の4回が武豊騎手。 　ちなみに、今回の2着タスティエーラも昨年のダービー馬で、ダービー馬による天皇賞・秋ワンツー決着は初めて。