誰からも愛された男、亀井、お疲れさま!【川口和久のスクリューボール】
中嶋監督、本を出したら
亀井の最終打席はサードゴロ。そのあと一度ライトの守備に就いてから交代した
優勝争いが佳境を迎えている。というか、残り試合はわずかというのに佳境のままと言ったほうがいいかな(10月24日現在)。 セはヤクルトが逃げ切るかと思ったらいきなり足踏みをし、その間に阪神が差を詰めた。パはオリックスとロッテの戦いが熾烈(しれつ)だ。特に吉田正尚の負傷離脱で一気に落ちるかと思ったオリックスがしぶとかった。 オリックスの原動力は山本由伸と新人王候補の20歳、宮城大弥の左右の先発だろう。宮城は疲れもあって一時期球威が落ちていたが、21日の西武戦(京セラドーム)では完全ではないが戻っていた。ああいう緩急を使う投手は“急”が落ちると“緩”も使えなくなる。CSに向け、楽しみな存在となっている。 でも、オリックスはこれまで2年連続最下位でしょ。確かにいい選手がいながらもったいないとはずっと思っていたし、このコラムでも何度も書いたけど、何がどうなってこんなに強くなったのかな。中嶋聡監督のマジックというなら、ぜひベースボール・マガジン社で本を出してほしい。バカ売れするんじゃないの。 もちろん、ロッテもすごい。離されてもあきらめず、よく食らいついてきた。ただ、一つ残念なのは・・・
本文:1,511文字
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週刊ベースボール