【24年野球界振り返り】落合博満氏 夏の甲子園「決勝戦だけはタイブレークなしの決着を見たかった」
現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(71)が27日、自身のYouTube「落合博満のオレ流チャンネル」を更新。年の瀬に2024年の野球界を振り返った。 【動画】総まとめ 2024年の野球界を振り返り! 今年もさまざまなドラマや記録が生まれた野球界。高校野球の夏の甲子園では、京都国際が決勝史上初となる延長タイブレークの末、関東第一(東東京)を破り初優勝を飾った。 落合氏は「タイブレークっていうのは選手のことを考えての措置なんだろうと思うけど」としつつ「決勝戦だけはタイブレークなしの決着を見たかったね」と語気を強めた。 準決勝までは選手の健康管理など、仕方がない部分はあるが「決勝戦だけはタイブレークじゃなくて、サドンデスで再試合もなしでね」と“完全決着”を熱望。「タイブレークにケチつけてるわけじゃないんだよ」としながらも「勝った方も負けた方も何か“最後までやりたかったな”っていうような気はするんじゃないのかな」と語った。 そして京都国際が「左のピッチャー2人持っていたのは強みだったと思う」とし「最近の高校野球は1人のピッチャーで投げ切るのではなくて、2人、3人のピッチャーを抱えてるところが勝ちあがってくるという、その最たる大会だったような気がする」と総括した。 ≪落合氏がピックアップした2024年野球界の出来事≫ 3月 健大高崎(群馬)が春夏通じて初優勝 4月 中日単独首位 5月 パドレス・ダルビッシュ日米通算200勝 巨人・戸郷ノーヒットノーラン 6月 ヤクルト・石川23年連続勝利 広島・大瀬良ノーヒットノーラン 楽天交流戦初優勝 7月 ドジャース・大谷日本選手初MLB200号 8月 京都国際タイブレークで初の日本一 9月 ドジャース・大谷54―59 ソフトバンクがリーグ優勝 巨人がリーグ優勝 10月 ドジャース世界一 11月 DeNA日本一 ドジャース・大谷MVP