車に轢かれ、震えて痛がる猫を保護。近くには別猫の死骸も…「涙が出てきた」「助けてくれてありがとう」「むごいことするな…」の声
朝になりやっくんさんが動いたのは役所をはじめ、ネコの保護に知見のある関係各方面に連絡
朝になるとやっくんさんは役所の開庁時間を待って連絡し、轢かれた子ネコの亡骸を引き取ってもらうことを確約。黒い子ネコはなんとか助けようとあちこちに連絡し、大きな助け舟を出してくれたのがあんこうアワーズメンバーのゆーか丼さんだ。 やっくん「ゆーかさん、こういうのに詳しくて、連絡したらネコやイヌの保護活動をしている団体があるんだよ、と教えてくれました。調べたら今いる鈴鹿市にもムック王国さんという施設があるのがわかりました」 ムック王国さんは捨てネコなど行き場を失ったネコやイヌを保護し、里親に引き合わせる活動をしている団体だ。そこまで向かう道中も子ネコはブルブル震え、ニャーニャーとか細く鳴き、ネコを飼ったことがないやっくんさんは不安がいっぱいで、ムック王国さんに駆け込んだ。
捨てられた子ネコに差す光明! やっくんさん、安堵とともに笑顔が戻る!
ムック王国さんではスタッフの方が慣れた手つきで子ネコをお世話。 やっくん「すぐ懐きますね」 子ネコも安心したようで甘えてゴロゴロと喉を鳴らす。野良猫だと簡単に触れないということで、飼い猫が捨てられた可能性がさらに高まった。同時にやっくんさんの憤りが再燃。 やっくん「どんな事情があるにせよ、捨てた人間が一番悪い! こんなに可愛いのに」 深夜に子ネコを保護した不安、戸惑い、怒り。1匹亡くなるというショック。そして絶対助けるという使命感から笑顔を消えたやっくんさんだが、シリンジからゴクゴクと美味しそうにミルクを飲む姿にやっと目尻が下がる。
弱った子ネコを見つけたら低体温と低血糖から命を守れ!
また、スタッフの方からこんなアドバイスも。保護した子ネコはドライヤーなどすぐに乾かせる状態でない限り洗わない。低体温症で衰弱する可能性があるそうだ。また、保護時にぐったりしていたらお腹が空きすぎて低血糖になっている可能性がある。砂糖水を舐めさせたり、出先ならコンビニで手に入るガムシロップでも良い。自力で飲めなければ、指か小さいスプーンで唇をめくって歯茎や舌になすりつける。舌吸収といって糖分を舌の裏から体内に取り込めるらしい。低体温と低血糖の処置が少しでも遅れると命に関わるそうで、頭に入れておけばいざというときに役立つはずだ。