札幌の住宅街に産業ガス大手「エア・ウォーター」の研究開発施設オープンへ 一足先に内部を取材
HTB北海道ニュース
札幌の桑園地区に、産業ガス大手のエア・ウォーターが研究開発施設を6日にオープンさせます。レストランもあるという、その建物を一足早く取材しました。 本吉智彦記者) 「マンションが建ち並ぶ住宅街の一角に、完成したガラス貼りの建物建物の前には木も多く植えられています。」 JR札幌駅のお隣、桑園駅から徒歩5分の場所にオープンする「エア・ウォーターの森」。産業ガスなどを製造するエア・ウォーターが手掛ける研究開発施設です。 本吉智彦記者) 「建物の中央部は吹き抜けになっていてとても開放的です。目を引くのが木の柱です。」 建物は4階建てで、柱には道産のカラマツ材が使われています。主な柱に木材を使った建築物では道内最大の大きさを誇るといいます。 本吉智彦記者) 「こちらにはレストランがあり、一般の人でも食事を楽しむことができるんです。」 道内各地に自社農場を持つ、エア・ウォーター。1階では道産食材にこだわった食事が楽しめます。自慢のメニューは道産牛などを使った「ハンバーグ」。 本吉智彦記者) 「肉汁がじゆわっとあふれてきます。牛や豚肉の甘味も感じます。スパイスも効いていてとてもおいしいです。」 レストランではおよそ30種類のフードとアルコールも含むおよそ30種類のドリンクが提供されています。こちらは、千歳の自社農園で栽培したイチゴを使ったクラフトビール「森のいちご」。 本吉智彦記者) 「香りはイチゴの甘い香りが漂ってきます。イチゴの酸味も感じて口当たりがやわらかいです。」 2階から上はオフィススペースです。 本吉智彦記者) 「ひとりずつ仕切られたスペースがあり集中してデスクワークができそうです。さらにソファがおかれたミーティングスぺースがありリラックスしながら打ち合わせが進みそうです。」 エア・ウォーターの関連会社のほか、大学やパートナー企業など20以上の研究機関が拠点を構え、エネルギーや農産品などをテーマに社会課題の解決や、新たな産業の創出に共同で取り組みます。 エア・ウォーター 豊田喜久夫会長) 「産官学北海道、これが集結することによって新しい事業が生まれるんじゃないかということです。」 桑園地区の新たなランドマークとなる「エア・ウォーターの森」。7日の土曜日には、科学をテーマとした子どもから大人まで楽しめる入場無料のイベントも開かれます。
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