欧州議会選、ウクライナ問題や米との関係占う試金石に-最終投票日
極右勢力
極右勢力も議席数を伸ばすとみられているが、内部対立やスキャンダルにより一部のナショナリストグループでは混乱が生じており、政治的影響力が限定される可能性がある。「ドイツのための選択肢(AfD)」は特に大きな打撃を受けている。トップ候補のマクシミリアン・クラー議員は、スタッフによるスパイ活動疑惑のスキャンダルを受けて選挙活動を停止した。
欧州議会の会派「アイデンティティーと民主主義(ID)」はAfDを会派から除籍。クラー氏がナチス親衛隊(SS)を擁護する発言をしたとして批判が強まった。
AfD除籍を受け、IDの獲得議席は68になると予想されている。AfD除籍前の昨年12月時点では、93議席の獲得が見込まれていた。
原題:A Europe Wary of Decline Heads to the Polls: What to Watch(抜粋)
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Richard Bravo