伸びすぎた多肉植物を可愛くお直し!5月が適期の「多肉の植え替え&仕立て直し」3ステップ&間延びさせない3つのコツ
【多肉ビフォアフ:AFTER】挿し穂をバランスよく挿したら仕立て直し完了!
挿し穂は割りばしと一緒に土に挿し、割りばしだけ抜くときれいに挿せますよ。挿し穂をバランスよく挿したら、植え替え・仕立て直しは完了です。かわいいサイズになりましたね。 ●取り除いた葉は葉挿しに 取り除いた葉や、作業中に取れた葉からも新しい芽が出ます。食品トレーなどに新しい多肉植物用の土を敷き、葉の切り口を少し土に挿しておきましょう。 小さすぎる葉や、黄色くなった葉からは芽が出づらいので、処分してください。
多肉植物の植え替え・仕立て直し後の管理方法
多肉植物の植え替え・仕立て直しが終わったら、水や肥料は与えず、1週間ほど直射日光の当たらない場所に置いておきます。その後は、徐々に日に当てる時間を伸ばしていきましょう。 挿し穂から発根したら(挿し穂を優しく持ち上げて、抵抗を感じるようになったら)、水と肥料を与えてください。葉挿しの管理も同様です。
多肉植物を間延びさせない3つのコツ
●日光にしっかりと当てる 多くの多肉植物は、太陽の光が大好きです。日当たりの悪い場所に置くと間延びしてしまうため、日当たりのよい場所で育てましょう。 多肉植物の中には、真夏の直射日光に当たると葉焼けしてしまうものや、冬に成長するタイプのものもあります。自分が育てている多肉植物のタイプを調べておくことも、上手に育てるためのコツです。 ●水やりの頻度は少なめに 多肉植物は、乾燥した地域の植物。そのため、ほかの植物ほど水を必要としません。葉に水をためこむことで、あまり雨が降らない地域でも生きていけるのです。 多肉植物の水やりは「土が完全に乾いたら、鉢底穴から水が出るまでたっぷりと与える」が基本です。植え替え直後の、土が乾いているときの重さを覚えておくと水やりのタイミングが分かりやすいですよ。 また、鉢底穴から水が出るまでたっぷりと与えることで、土の中を洗い流し、土中の空気を入れ替える効果があります。 水やり頻度の目安は、成長期で7~10日に1回。休眠期は断水か、1か月に1回程度、湿らせるくらいに与えましょう。 ●肥料は控えめに 多肉植物は、砂漠などの肥料分の少ない場所でも生きられる植物です。肥料を与えすぎると弱ってしまうので、注意しましょう。 多肉植物に肥料を与える場合は、成長期の初めに、多肉植物用の固形肥料を適量(肥料の袋を参考に)土の上に置きます。休眠期に肥料は必要ありません。
まとめにかえて
多肉植物の仕立て直し3ステップと、間延びさせない3つのコツをご紹介しました。 多肉植物を室内で育てている場合や、日照時間の少ない季節は、どうしても伸びすぎてしまいがち。そんなときは、この記事を参考に植え替え・仕立て直しをして、かわいい多肉の寄せ植えを復活させてくださいね。 作業中に取った葉から芽が出て育ったら、その芽で新しい寄せ植えを作るのも楽しいですよ。ぜひチャレンジしてみてください。
LIMO編集部