関電の金品受領問題 第三者委が会見(全文5)できる限りのことはした
京都の政治家とのつながりは?
日本経済新聞:京都から高浜のほうに異動するのは、なんらかのバックアップがないとできないですよね。そう簡単には、行きたいといって行けるものでもないですよね。 但木:いやいや、もともと高浜におうちがあるわけですよね。大きなおうちが高浜にあるわけですよ。彼は京都のほうに移住するわけですよね。それも柳田の借りている、そのビルの一室を彼が居住室にして移っていたわけですね。彼はだんだん年を取ってきて病院に入る必要があるんじゃないかというような問題が起きてきて高浜に戻っているわけですね。 日本経済新聞:京都の政治家とのつながりというのは特に見えてないんですね。 但木:京都の政治家の話というのは聞いていません。 日本経済新聞:あと、今回監査役会は、監査役たちはあまり頑張らなかったというふうなお話があったと思うんですけれども、そんな中で株主代表訴訟というのが起こされてくると思うんですが、そのときに監査役会は立ち上がって、やっぱり賠償せよというふうに動くべきだとお考えですか。 但木:それはもう監査役会にお任せするしかないですけれども。どういう訴訟なのか、監査役会は監査役としての義務を果たすべきだとは思いますが、どういうふうにしたらいいのかというのは、僕は。 日本経済新聞:背任は難しいですか。やっぱり刑事的には難しくても民事での背任的なものとか、あるいは善管注意義務違反とか、忠実義務違反とかままあるとは思うんですが、そういうのだけで代表訴訟は難しいですか。 但木:いや、分かりません。難しいかどうかも僕らが判断できる材料はありません。それは弁護士と弁護士が戦っていくしかない話だろうと思いますね。 日本経済新聞:監査役会は動くべきでしょうか。 但木:それは監査役会がこの報告書を読んで、その中から材料を見つけて、どうされるのかということですね。 日本経済新聞:関西電力は変われと、あれだけおっしゃっているわけですから、監査役会も立場を変えて頑張るべきではないんですかね。 但木:監査役は監査役としておやりになるので、それは私どもが監査役こうしろっていう権限というか立場はないなと思います。 日本経済新聞:ありがとうございました。 司会:じゃあ右後ろの、どうぞ。