ジェイク・リーが右膝を負傷、担架で退場―BC WAR DOGSに暗雲
YOSHI-HASHI「俺は大恥かいたんだ。それでも俺はな、戻ってきたんだ。分かるか」
新日本プロレスは9月11日 (水)、宮城・仙台サンプラザホールにて『Road to DESTRUCTION』第4戦を開催した。 【動画】9/29神戸大会で行われるIWGP GLOBALヘビー級選手権試合の前哨戦 『Road to DESTRUCTION』 日時:2024年9月11日 (水) 17:00開場18:30開始 会場:宮城・仙台サンプラザホール 観衆:1,126人 この日の注目試合では、9月29日のIWGP GLOBAL王座戦を控えるYOSHI-HASHIと王者デビッド・フィンレーがそれぞれトリオを結成し、前哨戦を展開。 しかし、試合中にバレットクラブ・ウォー・ドッグス(BC WAR DOGS)のジェイク・リーが右膝を負傷し、無念の担架退場となった。 試合は、YOSHI-HASHIが後藤洋央紀、石井智宏とタッグを組み、フィンレー、ゲイブ・キッド、ジェイク・リーのBC WAR DOGSと対戦。 ゴング前からYOSHI-HASHIとフィンレーが睨み合い、緊迫感が漂う展開となった。 両チームの激しい攻防が繰り広げられる中、ジェイクは石井に対し厳しい攻めを見せる。 しかし、試合の中盤、YOSHI-HASHIがフィンレーとジェイクの同士討ちを誘い、エプロンに立っていたジェイクが場外に転落。 この際、右膝を強打し、動けなくなってしまった。ジェイクはその場で倒れ込んだまま、試合に復帰することができず、痛みに苦悶の表情を浮かべて担架で退場した。 その後、試合はゲイブ・キッドが後藤のブレーンバスターで3カウントを奪われ、BC WAR DOGSが敗北。 試合後、フィンレーはYOSHI-HASHIにベルトを掲げて挑発し、両者は激しい乱闘に突入したが、ジェイクの負傷が試合の流れを大きく変えたことは否めなかった。 ジェイク・リーは、9月1日付で新日本プロレスに正式入団したばかりだった。 新日本での初シリーズを迎えたばかりの中でのアクシデントであり、検査結果次第では長期離脱の可能性も指摘されている。 今後のシリーズ参戦やBC WAR DOGSの勢力に影響を及ぼすことが懸念されている。 試合後のバックステージで、YOSHI-HASHIは「神戸でそのベルト、いただいてやる!」とフィンレーに宣言し、フィンレーも「現実を教えてやる」と応戦。9月29日の神戸でのIWGP GLOBAL王座戦は、さらに緊張感を高めることとなったが、ジェイクの負傷は今後の試合展開に大きな影を落としそうだ。 ジェイクの容態が今後どうなるか、そしてBC WAR DOGSの戦力がどう変わるか、注目が集まっている。 <試合結果> ▼第5試合 30分1本勝負 石井 智宏 後藤 洋央紀 〇 YOSHI-HASHI vs ジェイク・リー ゲイブ・キッド × デビッド・フィンレー 8分26秒 ブレーンバスター→体固め ■試合後バックステージコメント YOSHI-HASHI「フィンレー、おいテメー、リング上で言っただろ、オイ。神戸でコケて、情けねえ野郎だって。オイ! 情けねえかもしれねえけどな、俺は立ち上がってきたんだ。テメーにできるか、あんな大恥かいて、何千人、WORLDも入れたら何万人だ、その前で俺は大恥かいたんだ。オイ、それでも俺はな、戻ってきたんだ。分かるか、オイ。オイ、いいか? 俺は前にも言ったように、このシリーズ、『G1』の決勝トーナメントまで行ったヤツと、俺は(『G1』予選で)落ちた男だ。オイ、違いを教えてくれよ。お前、言ったよな。死をもって、俺に教えてやるって。教えてくれよ、オイ。その俺がな、神戸で、そのベルト、いただいてやる!」 ※後藤、石井はノーコメント。 ゲイブ「イシイ! 俺のタッグパートナーに何やってくれてるんだよ!? ジェイクは担架で運ばれてったぞ! コロしてやる! クソが!」 フィンレー「まあ落ちつけ。WAR DOGSは首を刈り、ゴールドをもたらすことで知られているな。CHAOS! 俺たちの仲間の1人が担架で運ばれて行った。これはお前にとってよくないことだぞ、YOSHI-HASHI!」 ゲイブ「(※フィンレーのコメント中も興奮してウロウロしながら)コロしてやる!」 フィンレー「『NEW YEAR DASH』では、UNITED EMPIREがケージマッチで初めての血を流した! YOSHI-HASHI、お前が神戸でシンデレラ・ストーリーを望んでいることはわかっている。お前は神戸でおとぎ話の結末を望んでいる。だが、おとぎ話は現実じゃない。現実は痛い目を見るってことだ。俺がお前に現実を教えてやる! 神戸へ向けて死体が並ぶのだ! 現実とは、これがIWGPグローバルヘビー級王座のベルトであり、更なる事実は、誰も、決して誰もこのベルトを俺から奪うことはできないということだ! ゲイブ、行くぞ」 ※ジェイクはノーコメント <写真提供:新日本プロレス>
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