「甲子園1期生」早稲田実業が勝利、鳴門渦潮・岡田の奮闘及ばず【24年・夏甲子園】
<第106回全国高校野球選手権大会:早稲田実業8ー4鳴門渦潮>◇11日◇1回戦◇甲子園 【一覧】早稲田実業・ベンチ入りメンバー 甲子園で最初に開かれた第10回大会に出場している早稲田実業(西東京)が、鳴門渦潮(徳島)に競り勝ち、100年経った記念すべき甲子園初戦を白星で飾った。 初回に2点を先制されたが、プロ注目のスラッガーで主将の宇野 真仁朗内野手(3年)が一振りで試合をひっくり返した。2回2死満塁から左翼越えへ、走者一掃の3点適時二塁打を放って3対2と逆転。その後、打線が勢いづいて追加点を奪って逃げ切った。宇野は3安打3打点の活躍だった。 先発の中村 心大投手(2年)は7回4失点。2回から5回は三者凡退で抑えきるなど、相手打線に流れを作らせない投球でチームに勝利をもたらした。 鳴門渦潮のエースで4番・岡田 力樹投手(3年)は、初回の適時打など、打っては2安打2打点の活躍だったが、マウンドでは早稲田実業打線を抑えきれずに完投負け。大黒柱として存在感を見せたが、鳴門渦潮となってからの甲子園初勝利をもたらすことができずに、初戦で甲子園を去った。