5年ほど乗った喫煙車の売却を検討しています。禁煙車と比べて、どのくらい買い取り価格に差があるのでしょうか?
車に5年ほど乗ると、売却や買い替えを検討することもあるかもしれません。しかし、車内でタバコを吸っていたために、どのくらい査定額への影響があるか気になる人もいるでしょう。 今回は喫煙車と禁煙車でどのくらい買い取り価格に差が生まれるか、なぜ買い取り価格が安くなってしまうのかをまとめました。あわせて、喫煙車を少しでも高く査定してもらう方法もご紹介します。 ▼トヨタ「アル・ヴェル」は月々でいくらの支払いが必要? 返済額を試算してみた!
喫煙車と禁煙車ではどのくらい買い取り価格に差が生まれる?
喫煙車の買い取り価格は、数%程度減額になるケースがあるようです。仮に5%減額されてしまう場合、禁煙車ならば100万円で買い取ってもらえる場合は5万円、200万円で買い取ってもらえる場合は10万円ほど下がってしまう可能性があります。 なお、紙巻きタバコではなく、電子タバコの場合も買い取り価格が下がってしまう可能性があるようです。そのため、将来的に買い取りに出すことを検討している場合は、車内での喫煙を全面的に控えた方がよいでしょう。
喫煙車の買い取り価格が下がってしまう理由
喫煙車の買い取り価格が下がってしまう主な理由は、汚れや臭いなどが関係するとされています。例えばタバコの臭いがついていると、気になってしまう人もいるでしょう。 また、ヤニ汚れやタバコの焦げ跡などが車内や内装についてしまうと、マイナス査定の原因となりかねません。車を購入する際、内装の状態を重視する人もいるようです。特に非喫煙者の場合、車の中でタバコを吸う行為を嫌うケースもあるでしょう。 このことから、喫煙車はなかなか買い手がつかない可能性が考えられます。買い手をつけるために販売価格を下げると、結果として買い取り価格も安くなってしまうといえるでしょう。
喫煙車を少しでも高く査定してもらう方法
喫煙車を少しでも高く査定してもらうために、以下の3つのポイントを実践してみてください。 ・ヤニ汚れを落とす ・臭いのケアをしておく ・エアコンフィルターを替えておく それぞれの内容について、詳しく解説します。 ◆ヤ二汚れを落とす タバコのヤニで車内に汚れがついてしまっている場合は、できる限り落としてから査定に出すとよいでしょう。ヤ二汚れは大きく査定に影響する可能性が考えられるため、以下の方法で清掃しておくと、対策できるかもしれません。 ・窓ガラスに付着したヤニは布で拭いて落とす ・天井やドアのヤニは専用のクリーナーや洗剤・ブラシなどで落とす ・シートの素材が本革や合成皮革であれば水拭きで落とす なお、専用のクリーナーはカー用品店やホームセンターなどで500円~600円程度で購入できるようです。専用ではない洗剤を使用する際は、中性洗剤の利用がよいとされています。 ◆臭いのケアをしておく 車内にタバコの臭いがついてしまっている場合は、消臭剤を使って臭いが消えないかを試してみましょう。もし取れない場合は、車内の拭き掃除を試してみてください。 ほとんどの場合は、これらの方法で臭いのケアができるといわれています。しかし、長年タバコを吸っていた場合や、臭いの強い銘柄である場合、対策しきれないケースも考えられます。 この場合、専門の業者への依頼を検討してみるのもよいでしょう。8000円前後が相場とされており、汚れの範囲や多さで変動するようです。ただし、査定で減額される目安の金額に対して、費用が高くなりすぎないかに注意する必要があります。 ◆エアコンフィルターを替えておく タバコの臭いは、エアコンフィルターについてしまう場合もあります。そのため、エアコンフィルターを替えておくのも対策方法のひとつといえるでしょう。 フィルターの交換は、個人でも問題なく実施できます。交換方法は、グローブボックスを開けて、フィルターを入れ替えるだけで済むようです。 なお、エアコンフィルターの価格は1000円~4000円が相場とされています。カー用品店以外でもオンラインショップでは車種専用のものが販売されているケースもあるようなので、一度検索してみましょう。
喫煙車は禁煙車に比べて5%ほど減額になる可能性がある
喫煙車は禁煙車に比べると、査定額が低くなる傾向にあります。どのくらい下がるか、金額は明確に公表されていませんが、買い取り価格の数%程度が目安になるようです。 喫煙車を買い取りに出す場合は、できるだけタバコの臭いやヤニ汚れなどを取り除いておきましょう。 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部