子どもの習い事と仕事を両立させるには? 共働き3児の母が実践した3つのルール
習い事を続けていくために、気をつけたいこと
そうして、せっかくはじめた習い事でしたが、本人のやる気が感じられなくなって数ヶ月様子を見た後、やめてしまったものも結構あります。 仕事のスケジュールを調整して、せっかく始めたのに……と親の方はモヤモヤしましたが、本人の意欲がなければ何事も伸びないでしょうし、自分だって途中でやめたくなることがあるよなと考え直しました。大人だって経験ありますよね? フィットネスジムや英語、資格勉強など、はじめた時は意欲満々だったのに、道半ばで諦めてしまったこと。一度諦めたことでも、気が変わればまたはじめることはできる、という風に考えたら、少し気が楽になりました。 特に共働き家庭では、「せっかく私の予定も調整してはじめたのに!」「キャンセル待ちをしてやっと土日クラスに入れたのに!」などと思うところがあるかもしれませんね。保育園や学童に預けている時間が長い後ろめたさから、せめて習い事をさせてあげることが子どもにしてあげられることだと考えている人に出会ったこともあります。 しかし、自分の過去の反省点からも、習い事を沢山させてあげることが良いとは限らないと私は思います。 なぜなら、以前私は子どもの同級生が色々と習い事をしている話を聞いて焦ってしまい、長女に習い事をさせていた時期がありました。でもそれを続けていくには現実問題、親子共にかなり無理をすることがあって、結局疲弊しただけで続きませんでした。 だから子どもの習い事は、親子にとって心地よいペースと内容で続けていくことが何よりも大事だと今は考えています。
【Profile】唐仁原けいこ
3人子育て中で在宅フリーランスとして働く。 執筆、講演、セミナー企画、代理店など活動は多岐に渡る。 2020年6月に「主婦業9割削減を目指す」と宣言して書きはじめたブログが話題になり書籍化。各種メディアから取材を受ける。 「こうあるべき」から解放されると評判の主婦業9割削減エッセンスを伝授した人は述べ1万人以上。 ジェンダーの平等、女性活躍推進、少子化 今の日本が抱える課題に一石を投じる発信だという声をいただく。