子どもの習い事と仕事を両立させるには? 共働き3児の母が実践した3つのルール
我が家の習い事、3つのルール
<【ルール1】徒歩5分圏内の習い事に限る> はじめて習い事の教室を選ぶ際、親の送迎負担については深く考えていなかったのですが、続けていくにあたって、立地はとても重要だということに気が付きました。 我が家には娘が1人と息子が2人いて、その年齢差は上2人が3学年差、下2人が4学年差なので、3人一緒に通える習い事というのがありません。ただでさえ3人の帰宅やお迎えの時間が異なりバタバタする夕方に、習い事の送迎を組み込むだけでもパズルのようなスケジュールになってしまいます。幸い、現在は夫婦共に在宅ワークをしているので、予定がない子どもを家に置いて行くことはできます。しかし、在宅ワークだからこそ、夕方もたとえ10分だけだとしても仕事をしたい。もちろん夕飯の準備などの家事も、合間にこなさなければいけません。 ですから、送迎の合間に帰宅する暇がないほど遠かったり、前後の予定と方向が逆だったりすると、夕方の混乱が一気に増します。そこで、商業施設や駅が近い我が家は思い切って、習い事を新しく始める時は、自宅から徒歩5分圏内に教室があればOKというルールを定めました。その程度の送迎時間ならスケジュールに組み込みやすいし、子どもたちが1人で通うことになっても安心して送り出せるからです。 もちろん、近所に選択肢がない場合もあります。それでも子どもがどうしても習いたいというのなら、プレゼンをして親の心を動かせたら検討してみるよ、と伝えてあります。なぜなら今まで、やりたいと言うから申し込んだのにすぐやめたということがあったので、立地は不便だけどどうしてもと言うのなら本気度を見せて欲しいと思うからです。 <【ルール2】送迎を貴重な親子2人時間にする> 共働き家庭では、子どもの習い事は土日に集中させたり、送迎サービスのある習い事を選ぶ、送迎をファミサポに頼むなどの工夫をされている方も多いと聞きます。 我が家の場合は、私がある程度時間の融通がきく働き方をしているので、土日に家族で出かけやすいように、習い事は平日だけに入れています。それに、デスクワークをして肩や腰が凝り固まっている平日の方が、送迎のために外に出て歩く時間が貴重なリフレッシュタイムになるからです。 また、長女は小学3年生なので親が付きっきりで送迎をする必要はないのですが、本人が「行きだけは付いてきて欲しい」と言うので、その5分を親子2人時間と意味付けて送っていくようにしています。私たち夫婦は在宅ワークをしていて家族5人で過ごす時間はわりと多いのですが、 子どもと2人っきりになるシーンは意識しないと作れないので、たった5分でも毎週欠かせない親子時間となっています。 <【ルール3】待機or送迎時間を有効活用する> 以前、息子がスポーツクラブ内のスイミングスクールに通っていたときは、主人がそのスポーツクラブの会員となって、息子のレッスン中に同じプールの別レーンで泳いでいたことがありました。兄弟の習い事は統一できなくても、親子の習い事を同じ場所にできれば送迎が面倒になりませんよね。 最近は、長女が習い事をしている場所の近くに美味しいデリがあるので、毎週木曜日の夕飯はそこで買うと決めて、週1回献立を考えることを手放すルーティーンを作りました。長女を送っていった後、お惣菜を買って帰る。送迎が主婦業削減にも役立つようにしてしまうと、一石二鳥! 同じメニューを選ばなければ、家族も飽きない様子です。 習い事は時間が決まっているので、そういったルーティンを計画しやすいし、習慣化しやすい。そう前向きに考えてみると良いかもしれません。