長崎県がインフル急増で警報 今季初の発表…16日からの1週間、前週の2.5倍に【26日発表】
長崎県は26日、インフルエンザ患者が急増しているとして、今季初のインフルエンザ流行警報を発表した。年末年始で人の往来や交通機関での都市部への移動の機会も増えることから、県は手洗い・うがいなどの予防に加え、周囲に広げないためのマスク着用やせきエチケットなどを心がけるよう呼びかけている。 16日からの1週間、県内70定点医療機関からの報告数は前週の約2.5倍の2937人となり、1医療機関当たりの報告数は41.96人。大きな流行の発生や、流行が継続しつつあることが疑われる「警報レベル」開始基準の30.0人を超えた。 地区別の1医療機関当たりの患者数は最多が長崎58.71人で、県北52.75人、県央52.73人などと続いた。五島、上五島、対馬を除く7地区で警報レベル。対馬以外の9地区で前週を上回った。年代別では、10歳未満と10代で7割以上を占めた。 16日から1週間の新型コロナウイルスの県内70定点医療機関の報告数は前週から89人増の325人。7週連続増加した。全年代で報告があり、最多は60代の49人。1定点医療機関当たりの報告数は4.64人。地区別では、壱岐18.33人が最多。五島を除く9地区で前週を上回った。