ニューバランス「Fresh Foam X 1080」がアップデート! 安定性が増してさらに快適に
「ミッドソールの素材は前作同様、フレッシュフォーム エックスを採用しています。
ミッドソールの厚さは変わっていないのですが、サイドウォールが、外側・内側ともにv13と比較して約2倍の高さになっています。それによって、安定性が高まると同時に、踵周辺の包み込まれるようなフィット感を実現しています」
重心が中心に集まるようアウトソールのデザインを刷新
アウトソールが改良された点も、今作の大きなアップデートポイントだ。
「踵での着地から前足部での蹴り出しまで、重心がシューズの中央を通るようにガイドする機能をアウトソールに持たせています。アウトソール中央部のラバーを独立させたことで、真ん中に重心が乗りやすくなっています」 アウトソールの踵部外側には、耐久性に優れたNデュランスを採用。また、中央部のラバーは外側のラバーとは素材が異なる。ぬめり感があり、より地面を捉えやすい素材にすることで、中央に重心が乗るのをサポートしてくれるのだ。
環境に配慮したリサイクル素材のエンジニアードメッシュ(部位に応じてメッシュの孔の大きさを調整し通気性とサポート性を両立)のアッパーを採用。前作のものよりも通気性と軽量性が向上している。 「エアー感のあるソフトで肉厚なアッパーで、足にやさしくフィットします」
蹴り出し時の安定感が大幅アップ! かなり走りやすい
アッパーはソフトながら十分なサポート力を感じる。シュータンの部分も肉厚で、シューレースを結んだ際に、足の甲に過度なプレッシャーを感じない。多くのランナーが快適に感じるのではないだろうか。 今作「1080 v14」は、前作からミッドソールの素材も、その厚さとドロップも変更されていない。主な変更点は、サイドウォールの高さ、アウトソールのパターン、アッパーの素材ということだったので、それほどライド感は変わらないだろうと思っていたのだが、その予想はいい意味で的外れだった。 接地のソフトさは前作同様なのだが、中足部から前足部へと重心が移動していく際の安定感、蹴り出し時の安定感がかなり増しているように思う。走る時間、走る距離が長くなるほど、一歩一歩の安定感の差が大きく影響するのは間違いない。日々のジョギングを快適に行えるのはもちろんだが、完走を目指すフルマラソンのレースでも強い味方となってくれるのではないだろうか。
また、安定性が向上した効果なのか、重心移動をスムーズにしれくれるガイド機能の効果なのか、歩きやすさも前作以上だと思われる。ウォーキング用、日常使いのシューズとしても使いやすくなっているのではないだろうか。