「絶対焼けない日焼け止め」ってあるの?SPF50でも焼ける理由と焼かない対策【知って得する裏技】
知らないと損!美容の豆知識#4
SPF50の日焼け止めを塗ったのに、メイクを落としたら日焼けしているのはなぜ?それ、“塗る量”が足りていないかもしれません。日焼け止めの数値の意味と日焼け止めの塗り直しに便利なアイテムを、ハルメク365編集部イチの美容マニアがご紹介!
まずは「SPF」と「PA」の意味を確認!
日焼け止めに表記されている「SPF」と「PA」。なんとなく「数値が大きいものほど効果が高い」ことは、みなさんわかっているはず。 これらは、地表に届く長い波長の「UV-A」と短い波長の「UV-B」による肌への影響を防ぐ効果を示す数値です。 ■SPF:長時間浴びると肌に炎症を起こす他、シミの原因になると言われている「UV-B」を防ぐ効果を1~50で表示。SPF50を超える場合は「SPF50+」で表示される。 ■PA:肌の色を黒くし日焼けの原因になる他、光老化(シワやたるみ)の原因になると言われている「UV-A」を防ぐ効果を「+」「++」「+++」「++++」の4段階で表示。
SPF値・PA値は“たっぷり”塗った場合の試験結果
SPFの数値をより詳しく説明します。 この数値は、一度塗った日焼け止めがどれくらいの時間効果があるか。を示すもので、「SPF1」は何もつけない状態より、20~25分ほど、日焼けするのを遅らせることができるという意味です。 つまりSPF50の場合、約20分×50=約1000分(16.6時間)、肌が赤くなるまでの時間を延ばしてくれます。 こう聞くと「朝塗れば夜まで焼けない」と思いがちですが、ここに大きな落とし穴が……。 まず、日焼け止めは汗や摩擦等で取れてしまうことがありますよね。さらに問題なのが、この数値は「1cm四方あたり2mg」塗った場合の試験結果ということです。 顔に塗る場合、500円玉大が目安となり、これを素直に実施すると、顔は間違いなく白浮きします。 つまり言い換えれば、ほとんどの方が「日焼け止めを塗る量」が足りていないのです。
日中の日焼け止めの塗り直し、どうする?
では、「絶対焼きたくない!」場合はどうすれば良いのか。 答えは単純!朝はできる限りムラなくたっぷり日焼け止めを塗布し、日中も2~3時間おきに、塗り直しをしてください。 レジャー時など、汗や水でベースメイクが浮いている場合は、可能であれば一度オフしてから塗り直した方が確実です。それが難しい場合や日常生活での塗り直しの際は、汗や皮脂などを一度ティッシュオフしてから、以下の3つの方法のいずれかで塗り直しをしてください。