来週は全国的に頭痛やめまいに要注意 台風21号の北上で気圧が乱高下か
来週は気圧変化の大きな一週間となりそうです。特に週の後半は台風21号の影響で気圧が乱高下する可能性があります。睡眠や食事をしっかりとって、気圧変化による体調不良の予防を心がけてください。
気圧変化の大きな一週間 体調を崩しやすい方はご用心
明日27日(日)は、前線を伴った低気圧が北海道へ近づき、西日本に前線が延びてきます。このため全国的に気圧が下がり、北海道や東北、東海で影響度が「大」となっています。気圧低下に伴う頭痛、首や肩のこり、めまい、全身倦怠感、関節痛、低血圧などにご注意ください。 28日(月)から30日(水)にかけては、高気圧が日本海から北日本付近を移動する一方で、本州の南には前線が停滞します。気圧は日ごとに上がったり下がったりで、影響度が「大」となる所もあるでしょう。気圧が上がる場合にも症状の出ることがあります。
週の後半は気圧が乱高下か 台風21号の動向に注意
31日(木)は台風21号が近づく沖縄で、影響度が「大」に。 さらに11月1日(金)~2日(土)にかけては前線が本州付近に北上して、関東から九州を中心に発達した雨雲がかかりやすくなります。 1日(金)以降の台風の進路はまだ定まっていませんが、日本や海外の気象予測モデルの中には、東へ進路を変えて、九州から本州に近づくという計算結果のものが複数あります。台風21号の動向によっては、1日(金)は北海道から九州の広い範囲で気圧が急降下するでしょう。2日(土)は一転、東海から九州で気圧が急上昇し、1日で気圧が乱高下する可能性があります。睡眠や食事をしっかりとって、気圧変化による体調不良の予防を心がけてください。
日本気象協会 本社 中川 裕美子