帰省ラッシュに交通影響「大」 27日~29日は大雪や吹雪 西日本の平地で積雪も
明日27日から29日にかけて、日本海側は断続的に雪が降り、北陸や関東北部など積雪急増も。明日27日は北海道や東北を中心に風も強く、吹雪で見通しが悪くなる所も。28日は西日本太平洋側の平地も積雪となり、帰省ラッシュは交通の影響が大きくなる恐れ。余裕を持った行動を。
明日27日~29日 日本海側は大雪や吹雪 太平洋側で積雪も
明日27日から29日にかけて、日本付近は冬型の気圧配置が強まるでしょう。27日~29日頃には、上空約5500メートル付近でマイナス33度以下の強い寒気が東日本に流れ込み、28日~29日頃には、西日本にもマイナス30度以下の強い寒気が流れ込む見込みです。 北海道から九州にかけては日本海側を中心に雪が降り、積雪が急増する所があるでしょう。明日27日は、北海道の日本海側や東北では、風も強まり、雪を伴った風で見通しが悪くなる所もありそうです。警報級の暴風や暴風雪となる可能性があり、車の運転は迂回ルートを検討するなど十分な注意が必要です。 また、今日26日は雨や湿った雪だった北陸や山陰も今夜から明日27日にかけて、雪のエリアが広がるでしょう。 特に、27日から28日は、北陸や関東北部、東海から中国地方にかけての日本海側を中心に警報級の大雪となる恐れがあります。すでに昨日25日までに大雪になったばかりですが、更に積雪が増えて、交通に乱れが出る所もあるでしょう。 なお、28日は四国や近畿など、西日本の太平洋側の平地でも雪が降り、場所によっては雪の積もる所もある見込みです。帰省ラッシュに普段雪があまり降らない所でも積雪が予想されるため、交通に大幅に乱れが出る可能性があります。 明日から3日間は、西日本から北日本まで交通の影響に十分注意をしてください。時間に余裕を持って行動し、雪道の運転に慣れていない方は、別の手段を考えるなど計画を見直した方が良さそうです。
再び72時間降雪量が1メートル超えか
東日本では27日から29日頃にかけて、西日本では28日は、日本海側を中心に大雪となる所があるでしょう。 日本気象協会が予想する29日午後9時までの72時間降雪量は、北陸や東北南部の日本海側では紫色の表示となっていて、多い所では再び3日間で100センチを超える大雪となる恐れがあります。 以下は、気象庁が発表する雪の予想です。 26日午後6時から27日午後6時までに予想される24時間降雪量(多い所) 関東甲信地方 40センチ 北陸地方 80センチ 東海地方 30センチ その後、27日午後6時から28日午後6時までに予想される24時間降雪量(多い所) 関東甲信地方 50センチ 北陸地方 70センチ 東海地方 70センチ 近畿地方 50センチ 中国地方 40センチ 四国地方 15センチ 九州北部地方 20センチ その後、28日午後6時から29日午後6時までに予想される24時間降雪量(多い所) 北陸地方 70センチ 東海地方 50センチ 近畿地方 40センチ 昨日25日にかけては、強い寒気が流れ込んだ影響で、北陸や東北の日本海側、関東の山沿いでは雪が降り続き、3日間の降雪量が1メートルに達した所もあり、大雪に見舞われたばかりです。 更なる大雪で、なだれや屋根からの落雪、除雪作業中の事故などが発生しやすくなります。雪の多い所は安全確認を十分にしてお過ごしください。また、太平洋側の平地も雪による交通の影響など、最新情報をご確認ください。
日本気象協会 本社 石榑 亜紀子