桑名市長に伊藤氏4選 新人との一騎打ち制す 三重
【桑名】任期満了(12月18日)に伴う三重県の桑名市長選は24日、投開票され、現職の伊藤徳宇氏(48)=自民・立民・公明・国民推薦=が、新人で元トラック運転手の平山正一郎氏(49)を破り、4期目の当選を果たした。 伊藤氏は午後10時半ごろ、同市大福の選挙事務所で当選の一報を聞き、支持者らと握手を交わして万歳。「3期12年のまちづくりに評価をいただいたので、これまでと変わらず、挑戦し続ける桑名を先頭に立って引っ張っていく。駅周辺整備、スマートインターチェンジ、誰1人取り残さない市政などに取り組み、時代の変化に対応した市役所を目指す。まだまだ不十分なところはあるが、桑名市をしっかりと前に進めていく」と、4期目の決意を語った。 大山田PAスマートインターチェンジ化の是非、防災対策、子育て・教育支援などが主な争点となった。伊藤氏は推薦を受けた自民・立憲民主・公明・国民民主系の県議、市議らの支援を受けて選挙活動を展開。3期12年の実績、時代の変化に対応した行政、孤独解消と皆で支え合うまちづくり推進、財政基盤確立などを訴えたことで、得票につながった。 平山氏は住民サービス徹底、公共交通利用促進などの高齢者施策、若者と一緒に行うまちづくり推進などを訴えたが、及ばなかった。 当日有権者数は11万1625人(男5万4571人、女5万7054人)で、投票率は前回(45・43%)に比べて10・49ポイント減の34・94%だった。