【40代・50代こそ知ってほしい】断捨離®は片づけのノウハウではなく「生き方指南」/断捨離トレーナー大澤ゆう子さん
モノを減らすことで、家が暮らしやすくなると大人気の断捨離。今や片づけの代名詞ともいえる断捨離だが、効果を発揮するのは家の片づけだけではない。断捨離で人生も変わったという大澤ゆう子さんが語るその極意とは?
♦抱えている荷物を下ろし次の段階へ
「断捨離に出会う前の私は、いわゆる『捨てられない人』でした。親からの刷り込みで『もったいない』『いつか使うかもしれない』という思いにとらわれ、捨てることに罪悪感を覚えていたのです。それだけに『捨てていい』というキーワードを目にしたときは本当に驚きました。 私はその少し前に、40代前半だった夫を病で亡くしています。子どもを抱え、『神も仏もいないのか』と悲嘆に暮れました。ハウスクリーニングの代理店を営んでいたので生活はなんとかなりましたが、心が癒えず、どうしても前を向けない。そんな私の背中を押してくれたのが、『今抱えている重い荷物を下ろし、軽やかに次の段階に進みませんか?』という断捨離の教えだったのです」
こちらは断捨離を知った後のリビング。床が光を放ち、1枚目の写真と比較するとその違いは歴然!
♦「モノの断捨離」と「汚れの断捨離」がある
「断捨離がわかりやすいのは、モノが介在しているから。私はコーチングも学んでいますが、『自分のココロと向き合い、視点の変化を促します』と言ったところで、ココロは見えないだけに難しい。でもモノは見えます。 例えば部屋がモノであふれ、カーテンも閉めっぱなしの部屋に住んでいる人。ピカピカに磨いた窓から日差しが入る、不要なモノをすっきり手放した部屋に住んでいる人。人は環境につくられる生き物ですから、当然この景色を毎日見ている自分自身にも影響が出ます。どちらの人が前向きで健康的に暮らせるかといったら、一目瞭然ですよね」
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「断捨離は片づけのノウハウではなく、生き方指南。『自分はどうありたいか』を追求していくものです。それに気づいたときに『断捨離を極めよう。そしてそれを生涯の仕事にしよう』と決め、トレーナーコースの第一期生になりました。 現在はハウスクリーニングの仕事と並行して、断捨離トレーナーとしても活動。自宅で月に2回ほど『断捨離&掃除の学校』という『汚れの断捨離』のレッスンをメインとした教室を開いています」
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